第４５話 ページ48
クロロ「……ここでか？それとも…」
貴女「ここです。それ以外はちょっと…」
「なるほど」
っと察したように言った
蜘蛛にも聞かれたくない
今から話す内容
貴女「…クロロ先生は…
私の事、どう思ってるんですか？」
クロロ先生は目を見開いた
そして、
"何だそんな事か"
と言わんばかりの顔をして答えた
クロロ「前も言った通り。仲間だ」
前と同じ答えが返ってきて
少しショックになる
でも前とは違い、
すぐにまたクロロ先生に質問をする
貴女「仲間と見ている事は嬉しいです
でも……じゃあ…
今までのは、遊びですか？」
クロロ先生の瞳を見ず、
ほんの少しだけ
斜め下を見つめる
貴女「恥ずかしながら、私は結構本気だったんですよねー…
先生は？全部、嘘ですか？遊びですか？
私、おもちゃだったんですか？」
こんな責める言い方する予定じゃなかった
ただ単に２回、
どう思ってるか聞くだけのはずだった
でも、
口から出る言葉は止まらない
貴女「別に先生にその気がなかったのなら、それはそれでいいんです
どんなに心に刺さる事を言われても、(蜘蛛を)抜けるつもりはありません…そこまで弱虫じゃないんで」
"蜘蛛"という言葉を口に出さないように言う
クロロ先生は頭が良いから
蜘蛛の名を口に出さなくても
私の言っている事を理解してくれる
貴女「ただ本当にどう思ってるか聞きたいだけなんです…先生。
クロロ先生は私の事どう思ってるんですか？」
泣きたい衝動を抑えつけ、
下を見たまま言う
泣いちゃだめだから…
泣いたらだめだから……
クロロ「…俺がどう思っているか…知りたいか？」
「泣いたらだめ」
「どうしてだめなの？」
「…分からない」
ただなんとなく、
泣いている姿を見られたくなかった
クロロ先生が好きすぎて、
その愛情が表に出て
泣いている姿を見られたくなかった
これといった理由はないかもしれない
でも
クロロ先生の言葉
それ…
期待してもいいですか？
貴女「はい…知りたいです」
クロロ先生が私の耳元で呟いた
嬉しい一言を呟いた
安心して出た涙が頬を伝う
そして
クロロ先生は私の唇に
自分の唇を重ねた
幸せな、この一瞬の時──…。
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パルヴァ(プロフ) - らてらてさん» コメントありがとうございます！はい、もちろんです！！これからも楽しんで読ませていただきますねっ♪ (2017年8月1日 0時) (
レス) id: ff16e5735b (このIDを非表示/違反報告)
らてらて(プロフ) - パルヴァさん» ありがとうございます！少なくとも月に一度は更新するので、良かったらこれからもご覧になってください！！ (2017年7月31日 20時) (レス) id: 0e56c87487 (このIDを非表示/違反報告)
パルヴァ(プロフ) - クロロ大好きなので一気に楽しんで読んでしまいました…。続きすごく気になります！これからも勝手ながら応援してますね(´>ω<｀) (2017年7月31日 8時) (レス) id: ff16e5735b (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - (*^-^)／＼(*^-^*)／＼(^-^*) (2017年6月14日 19時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユメ使い | 作成日時：2017年6月10日 14時
