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◎ 今宮健太 - 真赤な薔薇を君に ページ20

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(学生設定)


#2 (6)side



『 A〜 一緒に帰ろ! 』
「 いいよ〜 」


ここにいる可愛い奴は幼馴染みのA。
幼稚園の頃から一緒で高校に入ってからもずっと一緒。

皆から茶化されることもあるけど二人共嫌がらないし
逆にAのことが好きな俺にとっては好都合だったりする。

それでAが俺を意識してくれるなら嬉しいし。
でも、Aは俺の気持ちに全く気付かないみたい。



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ある日、Aと一緒に屋上でお弁当を食べてた時、
Aが真剣な顔をしてこちらを見つめてきた。



『 ど、どうしたの? 』
「 あのね... 」



俺は聞かなければ良かったと後悔した。

Aが話してくれた内容は
俺にとってとても辛いことだった。




『 ...そっか、おめでとう! 』
「 えへへ、ありがとう〜 」
『 でも、違和感あるなあ〜
ずっと一緒にいたAに彼氏が出来るなんて 』




やめようやめよう、こんな話もう終わりにしよう。
そう思うのに、Aの幸せそうな顔を見ると
応援しなくちゃって思うんだ。



「 健太は?いないの?? 」
『 俺?いないよ(笑)』



だって俺はAが好きだから。

心の中で、そう叫んだ。



.




「 来週、デートなんだ〜 」
『 じゃあとびきりお洒落しなきゃね 』
「 うん!もし良かったら買い物付き合ってくれない? 」




ちょっと、Aの言ってることがよく理解出来なかったけど考えたらすぐ分かることだった。

Aは本当に俺を男だと思ってないんだね。
Aにとって俺はただの幼馴染みなんだね。

そう感じた。




『 俺、服とか何も分かんないよ(笑)』
「 それでもいいの! 」
『 ん〜 .. 分かった。いいよ 』
「 ありがとう〜! それじゃあ明日! 」
『 ん、またね 』
「 ばいば〜い! 」


家の前で手を振るAを見て可愛いなと思ってしまう
俺はやっぱりAのことが好きなんだと思う。
でもAには彼氏がいるんだからダメだ、
そう強く自分に言い聞かせる。毎日それの繰り返し。









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◎ 今宮健太 - #2→←◎ 野間峻祥 × 鈴木誠也 - 苺と林檎



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イシカワ デス - 野球選手めっちゃ大好きなのでキュンキュンしながら見てました。また沢山このストーリー作って欲しいです。 (2019年10月22日 13時) (レス) id: 48a7315e67 (このIDを非表示/違反報告)
あみゃにゃん(プロフ) - 漓 桜さん» ありがとうございます(´∀`)!今のところ西武とホークスを考えております...!\(^v^)/ (2019年3月19日 21時) (レス) id: e87dde2a31 (このIDを非表示/違反報告)
漓 桜(プロフ) - 背番号を年齢にするシリーズ大好きです!他球団も作って欲しいです! (2019年3月19日 21時) (レス) id: 65b31dc986 (このIDを非表示/違反報告)
あみゃにゃん(プロフ) - さやさん» ありがとうございます(´∀`)! (2019年3月17日 20時) (レス) id: e87dde2a31 (このIDを非表示/違反報告)
さや - こんばんは! 背番号が年齢、笑わせて貰いました(*≧∀≦*) (2019年3月17日 19時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あみゃにゃん | 作成日時:2018年12月24日 20時

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