ハコティッシュ!!!＿

夢 ページ11

【ヒデアキside】

ん、何処だここは、、？




滑り台、砂場、ブランコ....




公園か？？




何でこんなとこにいるんだっけ？




そもそも前に何をしてたのかが分からない。
思い出せない。




夢なのか...？




そう思いながらも周りを見渡していると
誰かがずっと自分のことを呼んでいるのに気がついた。




？「ひであきくん！！聞いてるの？ねえー」




長い事沈黙していたのだろう。
小動物の様な可愛らしい女の子が俺にずっと話しかけてきていた。




この子何処かで見たような、、、




？「みてみて！A、お砂でお城作ったんだよ！！凄いでしょー！」




そうか。Aなのか。

てことは此処は昔によく来ていた公園。
Aも俺も幼い時の記憶が夢となって出てきているようだった。





ヒ「すごいな。」





そう言って微笑んで見せるとAは嬉しそうに




A「ありがと！！ねえねえ、ひであきくんとAがおっきくなったら、結婚しようね！！」




ヒ「えっ」




幼い子ならまだ、結婚という言葉の意味も知らずに言っていると知っていても照れてしまう。





Aはずっと俺の方を見ながら返事はまだかと待っている。





ヒ「うん。けっこんしよう。」




冗談混じりにそういうと、





A「うん！！絶対だよ！！約束！！」




と言って小指を差し出してきた。




そんなAがあまりにも愛おしくて。




目が覚めたらきっと熱の心配をしてくれるのだろう。




そう思うと頬が火照って来るのがわかる。




俺、Aが大切なんだ。




そう気づけたのかもしれない。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←青熱＿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す