検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:95,415 hit

ページ29

「……たかしくん?」



「ん?どうした?」



「疲れてる?大丈夫?」



「ううん、ちょっと


高校時代のA、思い出してただけ笑」



「ふふ、私、子供だったよね、」



「うん、もうこんなに大きくなっちゃって、


あの時の純粋なAちゃんはどこに行っただろうなー」




「うるさいなぁ、もう、」



「俺は今のAの方が好きだけどね、」



「なんで??」




「……俺になんでも話してくれるから、


強がらずに、俺に頼ってくれるから」




「ふふ、あの頃の私は意地っ張りだったもんね笑」



「うん」



「苦しいって言えないことが苦しくて、


でも、たかしくんに嫌われる方がもっと怖くて、言えなかった」


今考えればよくわかんない悩みだけど笑



「今は?」



「今は……、

たかしくんの愛が重すぎて苦しいかな〜」


にや、と笑うAはあの頃より大人になった。


宣言通り、気づいたら

こんなに綺麗になっていて、




「、Aの愛もなかなか重いよ、」



「当たり前でしょ、誰よりたかしくんのこと愛してるの私なんだから、」




平然とした顔で愛の言葉を紡ぐようになった。


あの頃の、日焼けしたAはどこにもいない。


爪に薄いネイルが塗られて、唇も少し色づいた。


身に付けるものも、段々大人っぽくなって、


デートに行くときなんか、気が気じゃない。


ただ、なにも変わらずそこにあるのは、



俺をまっすぐ見つめる目。


いつも俺自身を、野球選手としてではなく、


等身大の俺を見てくれる。


そのおかげで、俺も

いつまでも傲りも過信も持つことなく、俺のままでいられる。



「A」


「ん?」


「……愛してるよ」


「ふふ、知ってるよ。」





(( まっすぐ私の目を見つめて放った愛の言葉にどきってした、


どきどきが止まらなくて、彼はいつまでも私より大人のまま。


彼は歳をとればとるほど、輝いて行く。


覚悟を決めた大人の顔つきになる。


今どきのナヨい男たちとは比べ物にならないくらい男らしい。 ))








*ふぅ、やっと完結させることができた!


更新できてなくてすみません、


ちょっとずつですが、更新していきたいと思っております…


もし、リクエスト等あれば、お気軽にどうぞ!!!

9/1 対ベースターズ→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

あや - はじめまして。読ませていただき鳥谷さん好きにはたまりません!笑 これからも応援してます!よければ鳥谷さんへのお疲れやCS裏側など読みたいです! (2017年10月18日 23時) (レス) id: b9097920fc (このIDを非表示/違反報告)
mm))(プロフ) - はじめましてです!いつも楽しく読ませていただいています、よろしかったら鳥谷選手と彼女さんとのハジメテのお話が見たいです、! (2017年10月4日 18時) (レス) id: b20a6573e5 (このIDを非表示/違反報告)
tanθ0(プロフ) - ゆうちゃんさん» ありがとうございます! (2017年10月4日 17時) (レス) id: 74f345460c (このIDを非表示/違反報告)
れいな - はじめまして!鳥谷選手が大好きなのでここのお話しに感謝してます!これからもクライマックスや2人の睦まじい内容待ってます! (2017年10月3日 22時) (レス) id: fd4f3b7028 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても素敵なお話ばかりで感動しました!鳥谷選手の2000本安打達成や2人の一日など、ぜひ書いてほしいです!更新してください! (2017年9月8日 11時) (レス) id: 926b994d50 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:璃央 | 作成日時:2017年4月8日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。