【ヘタリア】 記憶がない君へ

謎の美少女。　ロヴィーノside ページ27

-数日後-




あれから


あの美少女には会っていない。





やはり影が薄いのだろうか。






長い艶のある真っ黒な髪。



透き通るような触りたくなる肌。



真っ黒な瞳に



目の左下にある泣きボクロ



メイクなしで長いマツゲに

ふっくらとしたピンク色の唇。




彼女の寝顔が脳内に


焼き付いていて


頭から離れない。






俺の心をかき乱していく。






って、






ロヴィ『何考えてんだ俺は――――！！ ちぎ――――――――！！』



？『Σヴェ！？ どうしたの兄ちゃん；；』



ロヴィ『ハッ！！』



俺の隣にいたのは弟のフェリシアーノ。



コイツなら知ってるかも知れねー



ロヴィ『おい、バカ弟。 この学校におさげの美少女っているのか？』


フェリ「ヴェ？ おさげの美少女？ ・・・う〜ん」




やっぱ、コイツも知らねーか。





フェリ「おさげかどうかは分からないけど

　 黒髪の美少女なら知ってるよ〜」



ロヴィ『 ！！ ソイツって左目の左下にホクロがあるか？』



フェリ「 ！ 兄ちゃんAに会ったんだね〜♪」




かわいいよね〜と言うフェリシアーノ。



あの美少女、Aって言うのか。




フェリ「Aはね、人に興味がない子で凄い毒舌で

　 無表情な子で一匹オオカミで誰にも話しかけられないように

　 授業以外はどこに居るか分からないんだー


　 でも、困っている人がいたら迷わず助けに行く優しい子なんだ〜

　 だから、隠れファンが多いんだよ♪」




などと、ベラベラ喋るフェリシアーノ。



A。




興味が余計興味が湧いてくるな。

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