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名取side
名取｢ちょ、藍沢先生。だめですって。｣
仮眠室に連れて行ったものの、藍沢先生はなんとか抜け出そうと試みる。
藍沢｢…俺は大丈夫だ。少なくとも名取は戻れ。｣
名取｢戻ったら休まないの見え見えなんで戻りません。白石先生に頼まれていることも知ってますよね？｣
藍沢｢…俺は問題ない。｣
さっきから藍沢先生は問題ないとか大丈夫だ、しか言わない。
人に頼るのが苦手なのだろう。
その気持ちは凄くよく分かる。
名取｢…もっと頼ってください。まぁ、俺フェローだし、頼りないとは思いますけど。｣
藍沢｢あ、いや…｣
藍沢先生の目が泳ぐ。
その様子に自然と笑みがこぼれてしまう。
名取｢…分かってますって。俺がフェローだから頼らないんじゃなくて、人に頼れないんですよね？俺もそうだから。｣
俺はベットの縁に座る藍沢先生の横に座る。
名取｢頼るって難しいですよね。本当はこうして欲しいけど、どこまで言ってもいいんだろうか。迷惑がかからないんだろうか。…そういうの考えるのが嫌になって頼ることをしなくなる。｣
俺は隣の藍沢先生の様子を伺う。
名取｢…さっき俺は白石先生に頼まれたって言いましたよね。｣
その言葉に藍沢先生はゆっくり俺を見る。
名取｢…俺は、白石先生に言われなくても藍沢先生のそばにいましたよ。｣
言ってから恥ずかしくなって俺はそっぽを向く。
藍沢｢名取…｣
そう言うと藍沢先生は止まる。
名取｢藍沢先生…？｣
俺は藍沢先生を見る。
名取｢藍沢先生！！！｣
真っ青な顔をして口を手で抑えてる藍沢先生。
用意してあった袋を急いでセットする。
藍沢｢ウ…ｯ…ｵｴｯ…｣
俺は驚いて藍沢先生の背中をさすることしかできなかった。
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punikinu(プロフ) - 待ってました！頑張ってください！ (2020年4月20日 19時) (
レス) id: 14a1fab1df (このIDを非表示/違反報告)
み一 - とてもおもしろいです。合宿、頑張ってください。つづき楽しみにしています！ (2019年12月27日 21時) (レス) id: cf2a24b3bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 小説心待ちにしながら読んでます！更新頑張って下さい！ (2018年9月8日 8時) (レス) id: 0e16506c1f (このIDを非表示/違反報告)
てぃぴ(プロフ) - 小説読ませていただいてます。忙しい中だと思いますが、更新楽しみにしています。 (2018年8月31日 0時) (レス) id: f39d43e56e (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 返信遅くなってごめんなさい。更新待ってます。頑張ってください。 (2018年8月23日 13時) (レス) id: d6c769574c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご。 | 作成日時：2018年8月9日 21時
