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藍沢side
名取｢…俺がうってもいいですか？｣
俺は大きく首を横に振る。
絶対に受けない。
藍沢｢…俺は…うたなくても…平気。｣
名取｢もし、藍沢先生がインフルになったら1週間、救命も脳外も困るんです。それに…｣
名取は言葉を詰まらせる。
名取｢…俺、医者の息子だから。何人も見てきました。インフルで亡くなった方を。｣
名取は目を潤ませる。
その様子に俺の涙はひっこんだ。
藍沢｢な、とり。｣
名取｢…可能性は低いことだってわかってますけど。怖いんです。世界では何万人の方が亡くなっている病気に藍沢先生がなったら。。。｣
医者は治す方法を知っているが、最悪の場合も知っている。
名取｢…だから、予防接種、受けてください。｣
そんな真剣な目で言われたら頷くしかない。
そうすると名取はせっせと俺の腕をぬらし、何も言わないうちに針を刺してきた。
藍沢｢…？！｣
俺の目から生理現象で涙が出てくる。
…俺的には生理現象なのだ。
名取｢…はい、終わりましたよ。すみません、少し痛かったですよね。｣
今まで受けた中で一番痛くなかったが、涙は止まらない。
藍沢｢…っ…ｸﾞｽｯ｣
名取｢…でもこれで安心です。100％じゃないけど、重症化のリスクは下げられました。じゃあ、また2週間後ですね。｣
最後に名取は爆弾を落としていった。
名取｢…俺、泣く演技出来たわ。俳優にでもなれる？｣
心配には心配してたが、全てが本当とは限らない。
名取の独り言は誰にも聞かれることはなかった。
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punikinu(プロフ) - 待ってました！頑張ってください！ (2020年4月20日 19時) (
レス) id: 14a1fab1df (このIDを非表示/違反報告)
み一 - とてもおもしろいです。合宿、頑張ってください。つづき楽しみにしています！ (2019年12月27日 21時) (レス) id: cf2a24b3bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 小説心待ちにしながら読んでます！更新頑張って下さい！ (2018年9月8日 8時) (レス) id: 0e16506c1f (このIDを非表示/違反報告)
てぃぴ(プロフ) - 小説読ませていただいてます。忙しい中だと思いますが、更新楽しみにしています。 (2018年8月31日 0時) (レス) id: f39d43e56e (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 返信遅くなってごめんなさい。更新待ってます。頑張ってください。 (2018年8月23日 13時) (レス) id: d6c769574c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご。 | 作成日時：2018年8月9日 21時
