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キーンコーン…
終礼のチャイムが鳴る。
まわりのクラスメイトは
"あーやっと終わったー"とか
"ねっ!今日カラオケ行かない!?"とか
1日の学校が終わってみんなスッキリした顔をしてる。
私もさっさと帰りたいところだけど、
ていうか、いつもならさっさと帰るとこなんだけど…
「Aさーん、今日委員会当番だから早めに来てーって先生が言ってたよー」
教室の黒板側の扉から女子の声がする。
そう、今日は私…委員会があるのです…
『…はーい!』
侑李達と帰れないのはほんとに寂しいけど…
仕方ない。
私は図書委員で毎週水曜日は委員会がある。
はぁ…侑李も図書委員だったらな…なんて…
大「なんちゅー顔してんだよっ!
おら、さっさと行かねーともう1人のやつに迷惑がかかるだろ!」
とぼとぼと歩いていたら
ちょうど後ろを歩いてた大貴に背中を押される。
その後ろを見れば侑李や凛の姿も。
『あぁ…私も一緒に帰りたい…』
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作者名:かれん | 作成日時:2019年5月26日 15時