37 ページ37
翌朝__
いつも通りアラームの音で起きて、予め用意していた弁当の具を弁当箱に詰める。
弁当の準備が出来たら制服に着替えてカバンを持って侑李の家に行く。
ピーンポーン__
玄関のドアが開いて出てきたのはまだ眠たそうにしている侑李。
『おはよっ!』
知「…。」
元気よく挨拶をするとこちらをちらっと見てすぐに歩き出す。
全く…また、私は無視ですかい!!
『侑李、挨拶はきちんとしないとダメでしょ??』
知「Aは母さんみたいなことしか言わないね。」
『ふふん。私はね侑李のお母さんにだってなれるよ??』
ふぁ〜と欠伸をしながら多分皮肉を言った侑李に鼻を高くして言い返す。
もちろん、本当に侑李のお母さんになれるもんならなりたいね!
知「バカじゃないの?」
そんな私にはぁ、と盛大にため息を吐くこの幼なじみは一体何なのでしょうかね…。
結局侑李とは無言のままいつもの公園に着いた。
27人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かれん | 作成日時:2019年5月26日 15時