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こうやって私一人がなにかされることは小学校からあった。
侑李は言わずもがなだけど小さい頃からモテてた。
そんな侑李と一番仲が良かったって思ってる私はやっぱり女子から嫌がらせを受けてて、
それをずっと黙ってる。
中学校に上がってからどんどんそれはエスカレートしていった。
そりゃー平凡な私とあの3人は不釣り合いだけどさ、
3人が好きなんだもん。
別にいいじゃんね。
とかなんとか色々考えながら体育倉庫のすみこっで体育座りする。
ブーッ、ブーッ、
10分くらいたった頃だろうか、
スマホに着信が入る。
誰だろうと思って見ると、
『…侑李…』
なんで、こんな時に電話なんか…
なんで私がスマホあるのに取らないか…って
私だって侑李に助けて欲しいとは思うけど…
迷惑かけたら…って思ったら…一緒にいてくれないんじゃないかって…
思っちゃうから…
無視…しようかな…
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作者名:かれん | 作成日時:2019年5月26日 15時