第四話 極寒の地で ページ5
ザク、ザク、と雪を踏みしめる音がする。
ここはゲームでいう4−1ステージ。
雪原が延々と続き、後半にあたり大砲で移動する事がトラウマになる事も多い所である。
飛べる者がいれば良いが……大砲は目が回るので……。
「所々凍っちゃってるわね……、どうしようかしら」
「私達の中だと炎を出せるコピー能力の人はいませんからね……。
でも住民さん達に頼んでも迷惑だろうし……どうしよう……」
「……あれ、少し遠回りですが……上の方へ行けば多分、道があるのでは…?」
「それだ!すごいねディア君!」
「………」
第一関門。
今までまっすぐ行っても突き当たらなかった所へ氷のブロックが邪魔してきたのだ。
そんな時にご自慢の頭脳を発揮したのが、ディアだった。
マジックの種を見破る時と同じ感じで、いとも容易く上に道があることに気がついた。
トモリは大げさに、ウェイは気がつく筈がなかった、とでも言いたげな驚いた顔をしていた。
「あはは、普段マジックの種を考えてるからな。こういう事になれば頭が回るんだ」
「すっごーい!」
「……ほら、さっさと先行くよ」
「あっ……まって、ウェイちゃん!」
「はあ……ほら、ネルちゃん、立てるかしら?」
「は、はい!ありがとうございます、リガモさん!」
謎は解けた、これ以上長居しても体力と体温が奪われるだけだと判断したのか、
ウェイはすたすたと先へ歩き始める。
……この様子だと、先が心配になってくる……。
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みお - 終了パーティ開催だーー!(今書いている派生作品で後日談を書こうと思います!) (3月27日 21時) (レス) @page50 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
悪食 - わぁー!終了した…!お疲れ様でした〜! (3月27日 18時) (レス) @page50 id: 2373853ba8 (このIDを非表示/違反報告)
みお - カシス様ァァァァ( (3月27日 15時) (レス) @page47 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - あとはネルお嬢様とカシス姉さまだけ…? (3月27日 15時) (レス) @page46 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 円陣はずれさん» 大泣き(汗) (3月26日 20時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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