第二十五話 幻想 ページ26
「ちょっと!!トモリさん、恥ずかしいです!!早く下ろしてくださいっ!!」
「良いじゃん、友達のよしみだよ〜!」
「……そろそろやめてあげたらどうなんだい…」
呆れた様にじゃれている(?)トモリとネルを見てるのはディア。
先ほどやっと雪玉地帯を抜けてきたところだ。
…次は………
「また、っていうか……似た場所、だね…」
「氷の弾丸とか……なにそれ……」
大きな氷が上から降ってくる大砲があったのだ。
おそるおそる、駆けだそうとトモリが先陣を切る。
「いくよっ!」
「あ、ちょっとトモリさん!」
危ない!と言ったところでネルは止まった。
皆、上を向いて固まっている。
どうしたんだ、と思ってネルも上を見ると…そこには幻想的な風景が広がっていた。
上には鏡か何か、とにかく光を反射する物が半透明に続いている。
その鏡が、氷が通路に落ちるのを防いでいるのだ。
もちろん鏡に当たったとたんに氷がわれるので、その欠片すらも光を反射してきらきら輝き、
幻想的な風景の一部となっている。
「す、すごい……」
「……流石だね」
「何が流石、なのかな?」
「この風景を生み出せた人の事だよ」
そう言ってウェイは鏡に触れる。
ぴとり、と触れた鏡はとても冷たく、それでいて力を込めても割れない頑丈さを持っていた。
元々ここには無かった鏡。
それがより一層幻想的な風景を生み出す手伝いをしていた。
そんな風景を見ながら、四人は次のステージへと足を進めた。
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みお - 終了パーティ開催だーー!(今書いている派生作品で後日談を書こうと思います!) (3月27日 21時) (レス) @page50 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
悪食 - わぁー!終了した…!お疲れ様でした〜! (3月27日 18時) (レス) @page50 id: 2373853ba8 (このIDを非表示/違反報告)
みお - カシス様ァァァァ( (3月27日 15時) (レス) @page47 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - あとはネルお嬢様とカシス姉さまだけ…? (3月27日 15時) (レス) @page46 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 円陣はずれさん» 大泣き(汗) (3月26日 20時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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