第十一話 導火線 ページ12
戻ってここはエンテェー側、ホワイトウェハースの4−2。
ここでもまた厄介なものがあった。
「導火線、ですか……」
「ブロックがあるし、協力しないとダメなやつだね」
「うぅ……どうしよ……ウェイちゃん、なにか案とかないかな?」
「知らない」
「うぅ………」
そう、五人の前に立ちはだかる(?)のはなにかの導火線。
火をつける物を持ってないのはもちろん、なんの導火線すらも分からぬまま。
ざっと10分くらいはここに立ち往生してしまっている。
そんなとき……。
「あれ……ちょっとまってください。」
「どうしたのかな?」
「……なんとかマジックの能力でなんか出せたりしません?」
「……やってみる価値はあるね」
「無理だろ」
「や、やってみないと分からないじゃん!ね、ウェイちゃん!」
ネルは寒さが限界に達して頭がとうとう可笑しくなったのか、ディアのマジックに頼る事になってしまった。
対するディアもなんだかんだ可笑しくなったのか、とりあえずと良いながらやってみようとしている。
……他三名、呆れる。
「《ハットマジック》!」
「……だから無理だっていってるでしょう……?」
「まって、嘘ホントにでてるそれ?」
「……種もしかけもございません」
「それいま言う台詞じゃないでしょ」
マジででた。マッチが。いやライターの方が嬉しかったけど。
リガモが慌ててパラソルをディアの前に差し出す。
ぬれたら使い物にならないのを考えて、だろう。
「じゃ、じゃあ火をつけるよ…」
「あ、わ、わたしブロック壊しに行ってくるね!」
「……僕も」
「お、お願いします!」
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みお - 終了パーティ開催だーー!(今書いている派生作品で後日談を書こうと思います!) (3月27日 21時) (レス) @page50 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
悪食 - わぁー!終了した…!お疲れ様でした〜! (3月27日 18時) (レス) @page50 id: 2373853ba8 (このIDを非表示/違反報告)
みお - カシス様ァァァァ( (3月27日 15時) (レス) @page47 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - あとはネルお嬢様とカシス姉さまだけ…? (3月27日 15時) (レス) @page46 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 円陣はずれさん» 大泣き(汗) (3月26日 20時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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