第十話 お茶会 ページ11
シュビッシィーside
「ふぅん……、そんな感じなのね。」
「はい、しかもエンテェーの人達は無鉄砲にもこのホワイトウェハース全体を探索し、
この拠点を探しだそうとしてます」
「馬鹿だよねー!ヒントでもあげますか〜?」
「あらあら…、ヒント。確かに良いわね!
決まりよ。次はアトリが一人で行って頂戴。」
「…理由をお伺いしても宜しいでしょうか」
所変ってここはシュビッシィーの拠点。
ここでは報告という名のお茶会が開かれていた。
ボスのカシスは、普段温厚な性格なのか部下に怒るという仕草を見せる事は無かった。
むしろ、報告を聞いて楽しそうに口角を上げている。
「良いわよ〜♪でね、私は貴方に銃で姉を撃ってほしいの!」
「…策略は」
「あら、バレちゃった?うふふ、相も変わらず鋭いわねぇ。流石だわ〜。
……あの子と接触を試みて。会話しても良いけれどバレない様にね」
「…了解しました」
「ねーねー、ボク空気〜?」
「あら!ごめんなさいね。ついお話に夢中になっちゃったわ〜」
実に切り替えの上手いボスである。
部下にも慕われている様で。よくこんなに良い部下を持てましたね…。
「じゃあ、引き続き探索をしている子をつけて頂戴ね?ミュック。」
「分かった」
「あ、あとちゃあんとお勉強するのよ?サボったらお菓子はあげないわ」
「……あぁ。」
そうして後ろに控えているミュックを振り返り、どうでも良いことと一緒につけることをお願いする。
いや、お前はお母さんかよ。
…失礼。そんな中、今まで一言も喋らずに待機していたオサムが不満の声をあげた。
「俺もいきたい。最近待機ばっかでつまんねーじゃんかよ」
「でもねえ、いざとなったときにオサムが居ないと邪魔者を即座に排除できないもの。
あっちが怖くならないようにここにいて頂戴。そしてあっちの話につきあって」
「本音最後のほうだよな」
「お黙り」
……こんなんでやっていけるのだろうか……。
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みお - 終了パーティ開催だーー!(今書いている派生作品で後日談を書こうと思います!) (3月27日 21時) (レス) @page50 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
悪食 - わぁー!終了した…!お疲れ様でした〜! (3月27日 18時) (レス) @page50 id: 2373853ba8 (このIDを非表示/違反報告)
みお - カシス様ァァァァ( (3月27日 15時) (レス) @page47 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - あとはネルお嬢様とカシス姉さまだけ…? (3月27日 15時) (レス) @page46 id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 円陣はずれさん» 大泣き(汗) (3月26日 20時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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