No,16 ページ16
「じゃあ、やろっか!」
「うん…!」
決意に満ちた目でお互い見つめ合う。
一方は絶対にポップスターは譲るまいと。
もう一方は絶対に仲間を傷つけさせはしないと。
…シーン、と無言状態が長く続く。そして…
最初に動いたのはスアレス…味方側だった。
「〈レグルス〉!〈アンタレス〉!」
「〈日光球〉」
次々と繰り出されていく技。メルは俊敏な猫の様にそれらを躱したが、
アリオはマフラーをアンタレスに引っ張られてそのまま日光球に当たってしまった。
「アリオ君!」
「…〈君の苦しみ〉…僕は間違ってなんかないから」
「おっとスイッチ入ったねーすごい!じゃあメルちゃんはー…〈可愛い正義!〉」
アリオ達が反撃する。
スイッチの入ったアリオはリィリに向かって夢を見せる技を発動。
メルはスアレスに向かって爆弾でデコる。
しかし…
「〈竜の加護なり〉」
「〈アークトゥルス〉!」
バリアをはる二名。そこへ追い打ちとでも言う様にシュニムが…
「〈月光球〉!」
幻覚を見せる技をアリオへ。先ほど動きが鈍いと見られてから集中的に狙われている。
運悪く当たってしまい…そのまましゃがみ込む。そこへさらに追い打ちをかけようとするも…
「そこまで!〈プリティー・リズム!〉メルちゃんのリズムには耐えられないでしょ!」
次々と爆弾が落ちてくる。
あたりは噴煙に包まれ、敵の様子もよく分からない状態。
そこへ…
「〈ドクロ〉」
静かで、それでいてどこか楽しそうな声が響いた。
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