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No,11 ページ11

「じゃあ、みんな自己紹介してよ。
名前が分からないとなにもできないでしょ?」

「じゃあうちから自己紹介するね!」


元気に声を張り上げたのはスアレス。

こういう重い空気の中で状況をよく把握していないからか、

めちゃくちゃに元気である。


「うちゃスアレス!!気軽にスーちゃんって呼びなっせ!!」

「分かりました。次はそこの…えっと」

「私はリィリ」

「リィリ、だな。」

「私はシュニム!」

「シュニムね、貴方達は?」

「あたしはフェリシア!で、こっちは妹のミソハギ!」


一通り自己紹介が終わった所で、

リィリはシュニムにさっきの洗脳されて居た者の事を聞いた。


「あの一緒にこのサーカスに来ていた人は?」

「えっと、確かセイルって言ってた気がする
行き先が同じだったから、一緒に行くことにしたの」

「分かった…じゃあ他に洗脳された人達は…?」

「ワドルディやブロンドバード、スカーフィなど
お世辞にもあんまり強くはない人達みたいです」

「星ん戦士達はどぎゃんしよっと?」

「寝てるんじゃないかな?
だって普通こんなに騒いでたらメタナイトとか気づくでしょ」

「うん、パルルとかも気づきそうだしね!」


幸いにもあまり強いとは言えない人達が洗脳にかかっている様だ。

星の戦士達が洗脳にかかっていたらいくら何でもキツすぎる。

そう思いながらミソハギはほっとしたのだった。


「じゃあこれからどぎゃんする?
あん人達、なんかただ者じゃなかっぽかし」

「ええ、そうね。
でも私の〈竜の加護なり〉で皆を守りながら、
〈治療〉で他のワドルディ達の洗脳を解いていけば…」

「でもその守り?って内側から攻撃できる?」

「分からない。やった事がないから」

「ばってんリィリなら出来るやろ!」

「だね、今ばかりはリィリを信じてみんなで…セイルを助けよう。」


そうして一同は、セイルの方を振り向く。

セイルはこちらが相談が終わったとみなすと少しだけサーカスのテントに引っ込んでいき、

ちょいちょい、と手招きをする。どうやら中で戦う様だ。

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作者名:ハイムーン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月18日 21時

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