No,2 ページ2
こちらはフェリシア&ミソハギ。
やはりこちらも広場でサーカスのテントが立て始めているのを見て、
今まさにその話をしている。
「…フェリシア、サーカスが来るらしいが、行って見るか?」
「えっうそお!?」
「うそではない。
ちゃんとチラシも持ってきたしな」
「ホントだ!チラシみーせーてっ!」
「っおい!」
フェリシアはミソハギからチラシを素早く奪い取る。
それを見て焦ったようにチラシにぐっと力を込める。
お互い手を離すつもりはない様だ。
「なんで!あたしみたいのに!!」
「それはお前だけだろうフェリシア!
私だって予定を立てる為に日時を確認しておくのが最優先だと思って…!」
「渡さないからねー!」
「こちらこそ!」
…謎な所で張り合っている二人。
これが姉妹って奴なのかな、分かんないけど()
まあ放っておけば喧嘩と言う名の戦いはヒートアップしていくばかりである。
そしてついに…
「処刑すんぞ、ア゛!?」
「知るかボケぇ!」
ビリリリリッ!
音を立ててチラシは破れてしまった。
「あ…」
「…日時の所は案外破れてないから行ってからのお楽しみだね」
「…」
「ご、ごめんねミソハギ!まさか破れるとは思って無くて…」
「…良い」
「うーん…」
全然よさそうではない感じの返答がミソハギから返ってくる。
これはサーカスでポップコーンとかをおごる羽目になりそうだ。
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