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125話 ページ29

入畑監「ふぅ〜」

溝口「凄いですね、影山・・・
やっぱウチで獲れなかったの痛かったですね・・・

声はかけたんですよね?」

入畑監「うん、でも・・・ 影山がウチに来たからと言ってあんな風なプレーをしてくれたからはわからないよ」

溝口「え?」

入畑監「烏野だったから・・・」

『違うね、ヒナ・・・ あの5番が居たから今の影山になれたんだと思う・・・
5番の子に会えていなかったら速攻も怖くて出来ない影山のままだったと思うんだ』

溝口「・・・・・・? はぁ( •́ㅿ•̀;)」


試合はどんどん進み、青城側はブロックに捕まるようになってきた

カゲとツッキーなんかブツブツ言い合ってない?
あっ、それでもスパイクは止めるんだwww
でもサワさんが怒鳴り始めた(;´Д`)

そして烏野のセットポイントまで来た


入畑監「ふ〜〜〜むん・・・」

溝口「やっぱりあの5番を止めない事にはなんとも・・・

おい、今のカバー入れたろが国見ボケェー!!」

『あはは、5番を止めても無理だよ(*´罒`*)
烏野にだっていい選手は居るんだから!!』

入畑監「確かに・・・ 影山と5番のコンビは脅威だがそれ以外にも、冷静さは足りないがパワーと気概溢れるスパイカーの田中君

若干覇気に欠けるがクレバーなブロッカーの月島君

穴の多い守備を広くカバーするキャプテンの澤村君」


あたしは頷きながら入畑監督の言葉をニコニコしながら聞いていた

やっぱ友達褒められるの気持ちいい〜(〃▽〃)


入畑監「素人紛いは居るし守備はまだまだ穴だらけだが、その“素人紛い”を軸にした変幻自在の攻撃・・・

翻弄するとは正にこのこと

・・・烏野か・・・ ちぐはぐで危うくて面白いチームだ」

『アハハww カラスだから雑食なんですよ!
これからもっと面白いチームになって行きますよ、烏野は!!』


あたしの言葉を聞いて入畑監督と溝口コーチは苦笑いしていた
そして第2セットは烏野がセットを取った


金田一「くそっ!」

『はいはい、まずは汗と水分とんな』

金田一「ウス・・・」

入畑監「ほら、集まれ! 次の作戦だが・・・」


選手にスポドリとタオルを渡し終えてから烏野側を見るとヒナと田中が驚いた顔をしていた

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作者名:*舞夜* | 作成日時:2020年6月20日 1時

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