【青根高伸】夢の王子【ハイキュー!!】

dream4 ページ5

青根side



目の前で倒れた女の人。



いや、高校の制服らしい服を着ているため



女の子。というべきか。



さっき、電車の中でも倒れそうになった子だ。



いきなり王子と言われたのは焦ったが。



そんな事を考えている暇はない。



俺が降りたい駅はあと3つ程言った所だったが、



助けなければ。



と、思い電車を出た。



ぐったりと倒れ込んでいる。



そこで二口なら、姫抱っこをすると思うが



まぁそんな事俺にできるはずなく。



肩に担ぐ形となった。



体からは大量の汗がにじみ出ているみたいだ。



駅員の人が着て、救護室に案内された。



ソファーに寝かせる。



眠っているようだ。



目の下のクマが酷い。



寝不足なのだろうか。



「あ、あの…」



オドオドとした駅員に話しかけられる。



また不良だと思われているのだろう。



「今、学校の方に連絡を入れましたので……

名前と電話番号の方を教えて貰えると……」



渡された紙に名前と携帯の電話番号を書く。


ペコッとお辞儀をして、救護室を出た。


部活の時間の間に合わないだろう。



だが、人を助けてた。



そう思うとなんだか心良かった。

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