【青根高伸】夢の王子【ハイキュー!!】

dream 17 ページ19

Aside


気分は優れないが、学校へは行かないと。



そう思い、校舎内に入る。



少し、寒気を感じる廊下にはいつもの賑やかさが無かった。



私が入った瞬間。




教室は静まり返った。




「瀬川さん、ちょっといいかな？」




クラスの中心であろう女子数名に声をかけられる。



連いて行くと、そこは生徒があまり来ない階段だった。



『…こんな所で、何…？』



いい予感はしない。



「笠原君と仲いいんだね」



…は？



「何か脅してたりしてるの？」



『何を言ってるの、変な言いがかりはやめてくれない？』



イライラする。



なんでこんな事で呼び出されるのだ。



「そうでもなきゃ、あんたみたいな奴と笠原君が仲良くなれる訳ないでしょうが!!」



馬鹿みたいな事で怒鳴られる。



『うるさい、貴方達には関係ないでしょう？

　それと、笠原とは何もない』



誰かと関わっても、いい事なんて1つもないの。



だから、笠原も青根さんも…



夢の中だけで良かったんだ。

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