マネージャーは忍者のたまご【HQ】【忍.た.ま】

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忍術学園、その言葉で察しのいい生徒たちはここがただの学園でないことを気づいたのだろう。
顔が少しひきつっている。


まあ、それはいい。


〔「もう正体明かせ！」〕

〔「学園長先生も良いって言ってたよ」〕


矢羽根でさっきからあいつらがうるさいのだ。
わかった、と言おうとするも、人が至近距離にいるので無理。


詰んだああああ…


仕方ない。言っちゃうか。
先ほどからすごい山瀬ちゃんから視線を感じるがあえて無視をして、跳び、あちら側へと行く。


『シツレイシマス…同じく、五年い組。AAです。』

「同じく五年い組。尾浜勘右衛門。」


私たちが流れるように自己紹介をしたのに、皆ノったのか、全員自己紹介をする。


(省略させていただきます。)


直後、彼ら部員は動揺をする。


「は？A、どういうことだよ？」

「尾浜…？」

「お前ら、あの時の…」


またもや、乱れた空気を兵助が正し、この合宿での注意事項を話し始める。
スマホに、兵助が言うことの書かれている紙の写メがあるのでスマホを取り出し、
兵助の台詞を遮り、注意事項を話す。



『その1、この学園内で起きたこと、見たことは誰にも言わない。』

『言ったら、あなたたちの首が物理的に吹っ飛びますよ。』


『その2、私達の指示に必ず従ってください。』

『最後に、あとは(学級委員長委員会が一生懸命作った)このプリントに全てが書いてあります。あとはこち
　らにて。』




首が吹っ飛ぶ、これは本当ですよ。

あんたたちの平和育ちの腐った根を叩き直してやる。



現実を知れ。
甘ったれた部員共。

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