検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:1,912 hit

キスが出来ない7 ページ8

貴女side

ある日の昼休み。

私と徹と一は屋上でお喋りしていた。

ふと徹を見ると何か言いたげでソワソワしていた。

「及川くん?どうかしたの?」

すると徹は待ってましたと言わんばかりに言ってきた。

及「聞いて!俺ね…」

唐突に胸の辺りが締め付けられる感覚に陥る。

何なのこの感覚。

徹が女の子と楽しそうに話してる時もこの感覚が襲ってくる。

私の胸の締め付けは徹の次の言葉でさらにきつくなる。

及「彼女が出来たんだ!」

ギュゥウウ。

心臓がギチギチと音を立てているよう。

苦しい。

でもそんな事は言わずに。

「彼女?!どんな子?!可愛い?」

なんて聞いてしまった。

それは自分を苦しめるだけなのに。

私の質問に徹は自信満々に

及「すっごい可愛いよ!ほらこれ!」

と言いながら一枚の画像を見せてきた。

そこには徹と一緒に画面に収まっている私よりも可愛い子が写っていた。

また締め付けられる。

徹の好みはこんな子なんだ。

私には到底無理だ。

そう思うものの表情には出さず言う。

「えー!めっちゃ可愛い!及川くんには勿体無い!ね!岩泉くん!」

岩「確かにコイツには勿体ねーな。もっと他に男なんていっぱいいるのに。」

及「ちょっとぉ!2人ともなんなのさ!あ、もしかしてリア充への負け惜しみ?笑」

岩・貴「「及川タヒね/及川くんタヒんでいいよ(真顔)」」

及「ええ?!2人とも酷い!(泣)」

徹がそう言った所で昼休み終わりのチャイムがなる。

授業中も胸の締め付けは収まらなかった。

キスが出来ない8→←キスが出来ない6



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 及川徹
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みれとん | 作成日時:2017年5月20日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。