キスが出来ない4 ページ5
貴女side
午前の授業が終わり私は給食前に手を洗うため水道向かった。
行く途中の廊下での出来事。
目の前には女子の大群。
その真ん中には徹という今では当たり前な光景が見えた。
何故かそれを見た時胸の奥がズキッとしたことに私は気付いていない。
私は横目で流し水道へ急いだ。
教室に戻る時も見たけどその時もまだ女子に囲まれていた。
クラスの皆で配膳をして“いただきます”の挨拶をして食べ始めた。
皆賑やかに楽しそうに食べていた。
勿論私も。
午後の授業を終えると私は更衣室で着替えていた。
後はシューズを履くだけとなった時他の部活の女子達が入ってきた。
その時の会話を私は聞いてしまった。
モブ女1「さっき及川くんに手を振ってもらったの!」
モブ女2「ええ!いいなぁ!私にも手振ってほしい!」
私はこの時やっぱり徹(及川くん)は人気なんだなって思った。
徹の周りには華やかな女子だらけ。
その中に私は入れないし入らない。
私は部活へ向かった。
その日はたまたま女子と男子が使う体育館が一緒だった。
大分早く付いた。
まだ誰も来てなかった。
私は女子のコートにネットを張った。
ボールも磨いた。
床もピカピカにした。
スポドリも作った。
男子の方も来る気配はないので教科書の通りにネットを張る。
ボールも磨く。
こっちの床もピカピカにする。
大体のことが終わった時誰かが体育館に入ってきた。
及・岩「「お願いしまーす。」」
徹と一だった。
私は女子のコートで1人サーブを打った。
バコォン!
1本1本丁寧に打っていく。
これが私の日課だ。
しばらくしてからメンバーが集まり練習が始まった。
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作者名:みれとん | 作成日時:2017年5月20日 15時