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キスが出来ない18 ページ20

貴女side

私は隣のクラスの灯希に呼ばれ人が来なさそうな場所へやってきた。

灯希とは及川くんや岩泉くんの次に仲のいい男子だ。

「灯希?こんな所に連れてきてどうしたの?」

こんな所に来てやることなんて一つじゃないか。

なんで私はこんな時まで鈍感だったのだろうか。

後「実は…俺、Aの事が……。」

灯希が言いかけた時だった。

ピシャーン!!!

「うわ!」

近くに雷が落ちた。

思わず灯希に抱きついてしまった。

「あ…ごめん。」

そう言って離れようとした。

けれど灯希は離してくれなかった。

後「俺、Aの事が好きだ。」

「…っごめん。私、好きな人がいるから。」

そう言って私は灯希の手を解き1人校舎内に入った。

?「う、そ…。」

この光景をあの人に見られてるとも知らずに。

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作者名:みれとん | 作成日時:2017年5月20日 15時

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