【ＨＱ短編集】推しに恋して何が悪い

✳ ページ31

✳続き


黄金川
「へ……っ！？ 」
Aちゃんからキスされる気配を察知して、恥ずかしいのを全力で押し込めて何とかキス待ちしてたのに、まさかの顎でびっくりしちゃう。
『ご、ごめん黄金…やっぱちょっと屈んで…？』
「っ、はいっす！すみません！！」
上目遣いで少し悔しそうにしてるAちゃんの可愛さにノックアウトされて顔面爆発しながら屈んでくれる。
(っ〜〜、あご、あごぉお…！！でもめっっちゃ柔らかかった…！)

五色
「ま、まあそりゃ、俺のほうがAより背も高いしな！！そうなるだろうなとは思ってたが！？！」
ある種お預けを食らった状態で一瞬ショックを受けた反動によるものか、慌てて"分かってました"的な態度を取ろうとする。本当は(Aってこんな小さいのか…！)って改めて実感して照れてるだけなんだけどね(笑)
『む〜…ちょっと待って、もっかいやる』
「！？」
機嫌を損ねたAちゃんがもう一度背伸びして五色に近づくと、思わず後退っちゃう(可愛い)

白布
「…急にすんな、ビビる」
白布の隙をついてチューしようとしたからか、むにってほっぺた抓まれる。
「しかも届いてねぇし」
『い、いや、今のはタイミングの問題であって、白布さんがもうちょっと体を曲げてるときにいけばいけたんですっ』
「あっそ」
興味無さげに返してくるくせに抓んでた手をそのままほっぺに添えてチューし返してくるんだよね知ってるよ私((

牛島
「…どうした？」
くっそ…すごい純粋に「何してるんだ？」って感じの目で見られた…(泣)たぶんAちゃんがキスしようとしてたことにすら気付いてない。
『すみません牛島さん…少し屈んでいただけると助かります…』
「？こうか？」
Aちゃんが顔を覆ってぷるぷるしてると、スッて屈んでくれてやっと届く距離にウシワカの唇がくる。勿論ちゅーするよね？？

天童
「ブハッwwwドンマーイ！ww」
まさかホントに届かないとか、ちょーウケるwwwって謎に大爆笑してくる。ほんっと、そういうとこだぞ天童(ゲス)！！
『わっ、笑いすぎです！！(怒)』
「アッハハ…wwごめんごめんwだってAチャン、全力で背伸びしてんのに全っ然届いてねーんだもんw」
『全然って…！』
割と頑張って顎まで届いたのに、「全然届いてない」と言われてショックを受けたAちゃんが落ち込むと、ぽんぽんって軽く頭撫でられる。
「ま、そーゆートコもAチャンらしくてかわいーじゃん？？」

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影山「『諦めない』って、口で言うほど簡単な事じゃねぇよ」

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