【story26】影山side ページ26
女子「ねぇ…付き合おう？」
女子「好きなの…!!」
中学校のころの俺は、モテた。
性格は…日向がゆうに悪いらしいけど…
理由は俺にもわからない。
けどたくさん告白されてきた、
今も。
けど俺は…絶対に好きな人としか付き合わないって思ってきた。
…そんな俺に、本気で好きな人ができた。
『花崎ひな』
ひなは、中学のバレー部のマネージャーで
いつも必死に働いていた。
とても気が利いて、部員からも厚い信頼を受けていた。
俺はずっとひなが好きで、
2年の時に告白をした。
どうやらひなも俺のことを好きだったらしくて…
見事付き合うことができた。
それなりに幸せな日々は続いていて…
けど、ある日…
突然それは崩された。
俺がいつものように、部活をしに体育館へ行くと
『うーわ、よく平気な顔して来れるよなぁ』
『まじかぁ…俺こいつがいるところで部活したくねぇ』
部員が俺のほうを見て、文句を言っていた。
心当たりがない俺は…
影山『は？何言ってんだよ。ごちゃごちゃ言う暇あるなら
練習しろやﾎﾞｹｪ!!』
…そう、言ったんだ。
けど…、次の誰かの言葉で
俺は気づいてしまった。
…全部、ウソだったんだと。
『花崎が言ってたんだよ、お前…わざと俺らが負けるように
あんなトスやってるんだってな』
影山『は？ひなが？』
『そうだよ、お前が花崎にぐちってることを聞いたんだ。
…お前、ほんと最悪。部活やめろよ』
ひなが…？
そんなこと言うわけないだろ。
俺は負けたくてトスをあげてるわけじゃない…!!
俺はひなを信じてる、
そんなでたらめ、言うわけないって＿＿＿＿＿
その時、
『ｶﾞﾗｯ』
影山『あ、ひな』
ひなが来た。
いつものように、ジャージを着て。
…けど、表情はいつもと違う。
ひな『ほんと最低!部活になんて来るなよ!!セッターやめろ!!』
影山『え…』
なに…いってんだよ…
セッター…やめろ…？
金田一『監督にはもうセッターさせないように言ってあるから』
うそ…だろ…？
意味わかんねぇよ。
どういうことだよ、なんでひなが？
なんでそんなウソつくんだよ…!!!!!!
俺は次の試合から、ベンチに下がっていた。
後からわかったことがあった。
俺の代わりに入ったセッターと
ひなが付き合っていたことを。
＿＿＿＿＿俺は騙されていた。
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ハリネズミ(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました！ところで菅原さんの下の名前って孝支だった気がするのですが…… (2016年11月27日 21時) (携帯から) (
レス) id: eef7a48466 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌(プロフ) - とても良い話で一気読みしました(^_^) (2015年3月18日 17時) (レス) id: cd15891b4c (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!!大好き - 影山！これから幸せになって!!!!!!菅原さんおめでとう(#^.^#) (2014年12月23日 18時) (レス) id: 7c442b0b91 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - めっちゃキュンキュンしました(//∀//)♪すごいよかったです！！だがしかし影山が最後まで救われてない…… (2014年10月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 699c7f4a85 (このIDを非表示/違反報告)
団子 - 読んでて凄いなって思いました！夢主ちゃんがバレー部の前で笑ったときにやけちゃいました（（ (2014年8月5日 22時) (レス) id: 621069853c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒子翔陽 | 作成日時：2014年7月4日 18時
