ハイキュー病院の日常 【ハイキュー】

42話 ページ49

雪｢春ちゃん、エンゼルセット持ってきて？多田さん綺麗にしてあげましょう。｣


春｢はい。｣



エンゼルセットを持って多田さんの体を拭く。



雪｢多田さん、背中拭きましょうね。少し傾けますよ？｣



白福さんは慣れた手つきで言葉がけしながらやってる。


エンゼルケアが終わり白福さんと廊下に出た。



雪｢春ちゃんびっくりしたでしょ。初めて人が亡くなるところに直面して色々戸惑ったと思う。多田さんは春ちゃんと仲のいい患者さんだったんだよね。｣


春｢私の結婚式に来たいって言ってくれたんです。自分の娘のように可愛いってそう言ってくれたんです。でも、私は...何ひとつ守ってあげられなくて、結局1人では何もできなくて。自分は無力だなって思いました。｣


雪｢ねぇ、春ちゃん。看護師やめたい？｣


春｢わからないです。｣


雪｢夜勤が終わったら少し休みな〜私の方から師長に言っといてあげるから。やりたいかやりたくないか、もう少し考えてみて。もし、続けたいと思うなら戻っておいで。周りには体調不良ってことで伝えとくから。｣


春｢ありがとうございます。｣

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