samsara1 ページ3
「あっつい……」
首筋を流れる汗を拭いながら私は呟いた。
ただでさえ暑いのに、あの蝉の鳴き声がさらに暑さを感じさせる。
体育館の扉や窓、全てを全開にしてもたいして涼しくない。
そう思いながら皆が休憩にはいる様子をボーっと見つめていた。
…突然、首に冷たい感触がはしる。
「Aちゃんお疲れ〜」
「うひゃあっ！？」
その冷たい感触と聞こえてきた声に驚いておかしな悲鳴をあげる。
すぐに声をかけた人物と、首に当てられた物が何かを理解し、いつもの表情に戻る。
「…死ね」
「え、ひどっ！！せっかくジュース買ってきてあげたのに」
「…じゃあもらうわ」
私にジュースを買ってきてくれたのは青葉城西高校男子バレー部の主将、及川徹。
彼と私は幼馴染。
どうやって出会ったのか全く覚えてないけど、とりあえず幼馴染。
お互い、いつから一緒なのか覚えていないくらい一緒に居る期間が長いのだと思う。
「Aちゃん、今日も一緒に帰ろ？」
「…気が向いたらね」
「えっ！？」
「冗談だよ冗談」
薄く笑ってみせると徹はそうやっていつも笑ってればいいのにね、と私の頬を軽くつねる。
「おいクソ川！！練習再開するぞ！」
「岩ちゃんひどい！！」
こんな普通な日常も悪くない、と私には似合わないことを考える。
…だけど私は知らなかったのだ。
“普通”なんて、とっくの昔に壊れてしまっていたことに―――
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ちごさん - 怖っ……。ほらー苦手だけどどうしても見ちゃうんですよね……。 (2022年6月18日 16時) (
レス) @page19 id: d565dd2c8b (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 塾の終りに見てたんだけど、まぢで僕泣くよ！？((怖すぎ (2022年3月21日 19時) (レス) @page24 id: 71235383bf (このIDを非表示/違反報告)
つきき - ｺﾞﾒﾝ…夜に見るもんじゃなかった…やっぱ俺ホラー耐性ないわ…怖い…´・ω・` (2022年1月20日 23時) (レス) @page17 id: 0a88de8dcb (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬ - ちょっとアニメのハイキューみたらみんな生きてて安心した (2021年11月24日 18時) (レス) @page37 id: 91d1fadc82 (このIDを非表示/違反報告)
疑心暗鬼 - いとしの金田一があああああああぁぁぁぁ作者何してくれとんじやああああああぁぁぁぁぁぁ (2017年8月27日 22時) (レス) id: 33cdc0490e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん | 作成日時：2014年8月8日 21時
