2* ページ4
.
古森「おー2人ともおはようっ
まーた佐久早はAに何かしたんだな」
「……ふんっ」
佐久早「…俺は何もしてねぇ……」
あれからパニックになったわたしは佐久早に思いっきり平手打ちをしてやった。
いや、佐久早が悪い。
わたしは悪くない。
全国3本指のスパイカーとか知らない。
古森「(佐久早にあんなことできるのAだけだよなあ…)」
早朝からあんなことしといて…
『お前にはそういう感情はない』
ってちょーー失礼っ！最低野郎だ！！
……でもそれは、わたしの最近の悩みでもあった。
佐久早「おい…俺は最低野郎じゃねえ」
「は！？心読むな！バカ！あとさ……」
佐久早「？」
「“ おい ”って呼ばないで」
佐久早「じゃあ何て呼べばいいんだよ」
「名前でいいでしょ？」
佐久早「名前じゃん」
「………(イラァ)」
わたしの名字は“ 小伊 ”。
べつに嫌いじゃないけど、おいちゃんとか呼ばれるのは嫌だ。
お年玉くれるおじさんみたいで嫌だ。←
あと「ねえ、」と同じように「おい」と呼ばれるのも嫌だ。
それならせめて「おーい」にしてほしい。←
佐久早とは一応彼氏彼女の関係なのに1度もわたしの名前を呼んでくれない。
いっっつも「おい」って呼ぶ。
それが名前を呼んでるつもりなのか、呼び止めるために呼んでるのかは分からないけど。
佐久早「…おい早く教室行くぞ」
「チッ…もういい1人で行きます」
ふてくされてポケットに両手を入れながら先を歩く佐久早を抜かして教室へ向かう。
すると抜かした瞬間に、
ぐいっ
「え……」
あの潔癖症がわたしの左手を握っている。
そのまま無言でわたしの隣を歩き出す。
「なぁに聖くーんツンデレですかぁ？」
佐久早「…刺すぞ」
どれだけムカつくやつでも、好きなんだもん。
試合でも握手するのを嫌がる佐久早がわたしの左手をしっかり握ってくれている。
そんな彼なりの愛情が嬉しくて嬉しくて。
さっきまでの腹立たしさはもうどこかへ消えていた。
古森「リア充かえれーー」
佐久早「あぁ？充実してるように見えるのか」
「おい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1095人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくさくさく..... - 尊いです！ (2月23日 16時) (
レス) id: 5e58244371 (このIDを非表示/違反報告)
( ﾟДﾟ)ﾊｧ? - やはり佐久早クンは尊いですネ！もし自分がハイキューの世界にいたら今頃尊死してます！ｗはぁもうほんとおみおみに愛されて付き合えて結婚できる世界線どこ(´・ω・｀) (2023年2月14日 22時) (レス) @page31 id: 7fe40b2109 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ああああとても、、かっこいい、、え好きですこの夢小説作ってくれてありがとうございます😢 (2022年7月19日 14時) (レス) @page15 id: 2e24363b21 (このIDを非表示/違反報告)
りーしゃん。(プロフ) - ぽんさん» 冷たそうな人ほど実は優しいってやつですよね！ギャップ男子は強いです、、、 (2020年4月22日 0時) (レス) id: 9f2acf210f (このIDを非表示/違反報告)
りーしゃん。(プロフ) - ちょこちゃんさん» 佐久早くんはとってもとっても可愛いんデス！！！わたしの作品でそう思っていただけでとっても嬉しいです(;_;) (2020年4月22日 0時) (レス) id: 9f2acf210f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りーしゃん。 | 作成日時：2017年11月22日 18時
