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目が覚めるともう部屋の中は真っ暗だった。
…………。
待って。
これ17話目と同じじゃん。
って何言ってるのわたし……。
確か、りんごすりおろしてもらって…薬飲んで…寝ちゃって…起きたら佐久早が床で……ハッ!!!
思い出すだけで顔が熱くなるのが分かった。
けど服はちゃんと着てるし下着もついてる。
それにもし事後なら床でしたはず…。
部屋は真っ暗だけど自分がいまベッドの上にいることくらいは分かる。
「佐久早…っ」
混乱してきて真っ暗な部屋に1人。
急に不安になったわたしは無意識に佐久早を探してベッドから降りようとすると、体が何かに当たる。
真っ暗な視界に目が慣れてきてうっすらと見えたのは佐久早の寝顔。
規則正しい寝息をたてて寝ていた。
「(なんだぁ…びっくりした)」
ベッド脇に置いてある小さなランプをつけ、ハッキリと佐久早の寝顔が視界に入る。
わたしはまた横になり寝ている佐久早の背中に腕を回し鍛え抜いた硬い胸元に顔を埋める。
まるで怖い夢を見た子供のようだ。
佐久早「……どうした」
「えっ起きてたの!?」
佐久早「モゾモゾしてたら起きるだろ普通」
「あぁ…ごめんね」
佐久早「…ん」
佐久早は何も言わずわたしの頭をそのままの体制でゆっくり撫でてくれている。
「ね、ねえ」
佐久早「??」
「あの…その、わたし達…シ…シたの?」
3秒間の沈黙。
その沈黙を破ったのは佐久早。
佐久早「シたって言ったら?」
「い、いや…あんま記憶ないから…さ」
佐久早「はァ…だってお前俺が下着外したときに意識飛んだからな」
「えぇっ…?」
佐久早「…俺も病み上がりに手出すほどゲスじゃねえよ」
「そ、そっか」
佐久早「なに?シて欲しかった?」
「ば、ばか!違うよっ」
少しの安心感と少しの残念感。
なんだが歯がゆい気持ちだった。
けど、佐久早もわたしに“ 触れたい ”って思ってくれてたんだろうなぁって思うと嬉しさもあった。
「…佐久早はそういうの興味ないのかなぁって思ってた」
佐久早「だからって古森に相談すんなよ」
「え"っ…ご、ごめん…(古森め!!!!)」
ああ…好きだなぁ。
好きで好きで好きでたまらない。
マスクしてないし…ちゅーしていいかな。
「…んっ」
佐久早「!」
「臣くん好きっ」
自分の顔がニヤついていたから佐久早の胸元で隠す。
でも佐久早もちょっと嬉しそうにニヤついてたのちゃんと見てたもんっ!
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さくさくさく..... - 尊いです! (2月23日 16時) (レス) id: 5e58244371 (このIDを非表示/違反報告)
( ゚Д゚)ハァ? - やはり佐久早クンは尊いですネ!もし自分がハイキューの世界にいたら今頃尊死してます!wはぁもうほんとおみおみに愛されて付き合えて結婚できる世界線どこ(´・ω・`) (2023年2月14日 22時) (レス) @page31 id: 7fe40b2109 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ああああとても、、かっこいい、、え好きですこの夢小説作ってくれてありがとうございます😢 (2022年7月19日 14時) (レス) @page15 id: 2e24363b21 (このIDを非表示/違反報告)
りーしゃん。(プロフ) - ぽんさん» 冷たそうな人ほど実は優しいってやつですよね!ギャップ男子は強いです、、、 (2020年4月22日 0時) (レス) id: 9f2acf210f (このIDを非表示/違反報告)
りーしゃん。(プロフ) - ちょこちゃんさん» 佐久早くんはとってもとっても可愛いんデス!!!わたしの作品でそう思っていただけでとっても嬉しいです(;_;) (2020年4月22日 0時) (レス) id: 9f2acf210f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りーしゃん。 | 作成日時:2017年11月22日 18時