【悲報】ドライな私、地雷系男子ゴシキくんと付き合うことになる

｜【揺らぐ気持ち】 ページ9

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『あの作品、面白かったですね〜！』


上映が終わり、私たち２人は映画館をあとにする。


「観られて良かったよ〜。あっ、チケット代払うね、いくらだっけ？」


『いいですよ、元々俺が誘ったんですから』


「いや、でも結局私が観たいやつにしてくれたし、、」


『俺は先輩とデート出来るだけで貰うもん貰ってますんで、これぐらいはお礼させてください』


またそんなこと言って、と思いつつもその言葉に甘えてしまう私は本当に年上なんだろうか、、

しかも今“デート”って言ったよね、、ってなに意識してんだ自分。


『そろそろお腹空きません？お昼なに食べたいですか？』


「聞いてくれるの嬉しいけど、次は五色くんのリクエスト聞きたい」


『いいんですか？！俺いますっごいハンバーガー食べたい気分で、、！』


目をキラキラさせながら伝えてくる彼の姿が可愛くてこちらもつい顔が綻んでしまう。


「よし、行こっか」


『はい！』


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