｜【戸惑い】 ページ25
⌘
『仲直りしなくていいって言ったのにさ、堂々と人前で会っちゃうんだもんね。しかも俺との時間すっぽかして』
「それは、、」
『どうせ俺なんかより、白布さんの方がよっぽど大事なんだ』
「そういうわけじゃ、、！工くんが白布のこと、あんな風に言ったのが悲しくて」
『悲しかったらその相手と抱き合ったっていいのかよ！！』
突然声を張り上げた彼は、私を教室の壁に叩きつけるようにして追い詰める。ぶつけた後頭部が、じんじんと痛んでは思考を停止させる。
「あれは、、違うの、、！」
『何が違うの？Aは俺のものでしょ？！Aを抱きしめていいのは彼氏の俺だけだよね？！』
怒り心頭になった彼の姿を見るのはこれが初めてで、そのまま私の制服のボタンを一つ、二つと外していくことすら、恐怖で身体が動かず拒むことができない。
『大丈夫、他の男が近寄れないようにするから、、少し我慢して』
そう言うと露わになった首元に、何度も唇で跡を付けて。
両手を震わせながらもやっとの思いで押し退ける。今まで向けたことのない目つきで彼を睨みつければ、彼は一転、切なそうな表情を見せた。
「こ、こんなのっ、私の知ってる工くんじゃない！」
無我夢中で校舎を出る。どこに向かっているのかも分からず、ひたすら走って。自然と溢れ出てくる涙は、向かい風でどんどん吹き飛ばされていくのを感じる。
『A、、どうした、、？』
「、、しらぶ、、！！！」
遭遇し突然泣きつく私に白布は何も言わず、ただ黙って肩を貸してくれていた。
⌘
終わり
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ハイキュー!! - 五色君〜そんな、独り占めみたいなところも好きだよ〜♪☆白布君〜ツンデレなところも好きだよ〜♪☆どっちも好きだよ〜♪☆ (2021年3月18日 0時) (
レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - え、やばい、今まで見てきた中で一番好きな小説。 (2021年3月11日 2時) (レス) id: d1551780df (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりおそば(プロフ) - ひよこさん» 喜んでもらえてこちらも嬉しいです〜！応援ありがとうございます〜＾＾ (2021年2月27日 22時) (レス) id: bec147113f (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 更新待ってました！嬉しいです！これからも楽しみにしてます(*^^*) (2021年2月26日 4時) (レス) id: b3b8c0403c (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりおそば(プロフ) - ハイキュー!!さん» 応援ありがとうございます〜！久しぶりに更新しました（笑）頑張ります＾＾ (2021年2月23日 22時) (レス) id: bec147113f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひんやりおそば | 作成日時：2020年7月3日 21時
