【悲報】ドライな私、地雷系男子ゴシキくんと付き合うことになる

｜【最終決戦】 ページ18

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アップも終了し、いよいよ青葉城西との決勝戦がスタートする。

会場全体が熱気に包まれ両チームに歓声を送る中、青城サーブから始まるこの試合。


「す、すごい、、」


あっという間に引き込まれるラリーの応戦、決勝ともなるとこんなに白熱した試合になるのかと目を疑う。




しかも、工くんがめちゃくちゃかっこいい、、




一生懸命ボールを追う姿とか、レシーブする姿とか、何より最後のスパイクがかっこよすぎて倒れそうなレベル。

決まるとガッツポーズで喜ぶ姿も可愛くて、なんで今までバレーをしてる工くんを見てこなかったんだろうって後悔するぐらいに彼が輝いて見えた。


それに白布も、、意識して見たことなかったけどセッターってポジション、改めてその凄さを感じて。周りがよく見えてるし、牛島先輩への信頼感もとても伝わってくる。


バレーって、こんなに面白いスポーツだったんだ。




そして試合終了、結果は白鳥沢のストレート勝ち。

閉会式が終わって観客席を後にし、お手洗いから出てくるとちょうど白鳥沢バレー部にばったり遭遇する。


『あっ、A〜！会いたかった〜！！』


工くんに大声で呼ばれたその瞬間、ぎゅうっと抱き締められて。




『うっ、汗臭いの忘れてつい衝動的に、、すみません、、』


「全然いいよ、それより優勝おめでとう。本当にかっこよくて見惚れちゃった」


『は〜、すっげえ嬉しいんだけど、、バレーやってて良かった〜！』


笑い合い、喜びを共有する。観客席探したのに結局見つからなくて、、と少ししょんぼりする彼を慰めながら。


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