【悲報】ドライな私、地雷系男子ゴシキくんと付き合うことになる

▼ 第二章【白布side】 ページ11

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−−進級初日、また同じクラスになったね、って笑うアイツの顔を未だに思い出す。−−




最初は冷静でどこか無気力で、でも話してみればいじり甲斐のあるクラスメイト、のはずだった。

同じ時間を過ごしていく中で、Aに抱く感情が少しずつ変わってきた矢先。




「私たち、付き合うことになったんだよね」




その言葉を聞いた瞬間、なんともやるせない感覚に襲われる。

まさかあの２人が、っていう驚きと、時すでに遅かった、という後悔の念。




俺の方が先に出会ったのに。好きになったのに。


何なんだよ、一体。




もちろん五色は良い奴だ、頑固だし牛島さんに対しても失礼な言動が目立つけど、ストイックで向上心のある熱い後輩の一人。

でもな、恋愛に没頭する五色は一癖二癖ってもんじゃないぞ、、Aは知ってて付き合うつもりか、、？それとも、、




心配で仕方ない。気が気で無くなる、ってこういう心情を言うんだと思う。

だけど、俺の入る隙なんて、資格なんて、全くねぇんだろうな。


俺はこれから２人と、どう関わっていけば良いのか分かんなくなってしまった。


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