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「A」
翌日の放課後、僕はAがいる音楽室へ向かった。
音楽室からは、カチカチとメトロノームの音だけが響いていた。
扉を開けて中に入れば、Aがメトロノームの前で、静かに僕を睨みつけていた。
「A…」
「どういうことなの？」
Aは僕の言葉を遮り、弁解する余地も与えずに一気に僕をまくし立てた。
「私は放ったらかしで当たりもキツいし、返事もメールさえもまともに返してもらえない。
どれだけ私が傷ついたと思ってるの？
何度も聞いたよね、私なにかした？、なにかあったの？どうしたの？って
理由もわからないままあんな態度とられて、私にどうして欲しいのよ、私はどうすれば良かったのよ！」
「違う、Aは悪くない！
それは僕の…出来心で……」
「だからってあんな冷めた態度取るわけ！？
しかも、私と別れたって他の子に言いふらしてるんでしょ！？
もう何が何だかわかんないよ…
蛍くんがわからない……」
すごい剣幕で僕を怒鳴りつけた後、Aは泣きそうな顔でその場に座り込む。
僕は慌ててAに駆け寄り、そっと肩に手を置いた。
「A、誤解だから！」
「触らないで！」
Aに手を弾かれ、そのまま机にぶつかる。
その衝撃でAが止めたメトロノームが再び鳴り始める。
「あの状況でそんな言葉信じれると思ってるの？
もういい、私と別れて！」
Aはそれだけを言い残すと、音楽室から去って行った。
Aの足音が聞こえなくなると、僕の目から涙が零れ始めた。
それは止まること無く、床にポタポタと落ちて行く。
こうなる前にどこかで手は打てなかったのか。
Aなら大丈夫だ、って決めつけている自分がいた。
Aの気持ちだって、これっぽっちも考えもしなかった。
僕は後悔の念に押しつぶされながら、メトロノームの音を聞いていた。
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更新遅くなりました！申し訳御座いませんm(_ _)m
私、サランは受験生の為、更新速度が落ちます。
あまりにも酷いと、更新を停止させて頂く場合もあります、どうかご了承ください。
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レイナ(プロフ) - サランさん» ありがとうございます！！気長に待ち続けます!! (2017年9月18日 22時) (
レス) id: a9b80007cf (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - せきながさん» リクエスト有難うございました！嫉妬系を書くと、病みに走ってしまうので、笑い要素を入れさせて貰いました笑有難うございます、これからもご満足頂けるよう、精一杯努力させて頂きます！ (2017年9月18日 22時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - レイナさん» リクエスト承りました！多少時間は掛かりますが、気長にお待ち頂ければ幸いです！ (2017年9月18日 21時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
せきなが(プロフ) - 瀬見のやつ最後笑いましたwwww更新頑張ってくださーい！！ (2017年9月18日 21時) (レス) id: 39fefa6cf2 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - リクエスト失礼いたします!岩泉さんの告白お願いします！ (2017年9月18日 5時) (レス) id: a9b80007cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http://uranai. 作成日時：2017年8月27日 21時
