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「Aさん」
部活後、赤葦の声が降ってきて後ろをパッと振り向くと何故かフワリと抱きしめられた。
もしかして……と木葉を見るとニヤニヤとこっちを見ている。
事情を知らない部員達もざわめいている。
赤葦の顔を見るとイタズラにニヤリと笑う。
ちょっと待って赤葦ってこんな顔したっけ。
「あ、あの赤葦……どうかした……？」
不覚にも少しときめいちゃったりしていると
木兎が何処か不機嫌そうな顔でこちらを見ていた。
ズンズンと勢いよく近づいてくる木兎。
不機嫌そうな顔のまま。
そして私の手を引いて赤葦から引き離した。
「どうしたんですか？木兎さん。」
「……べつに」
「もしかして俺とAさんのことですか？」
「違いますぅーだ！！」
私の手を離すとフン、とそっぽ向いて『しょぼくれモード』に入ってしまった木兎をよそに勇者木葉が木兎に近づく。
「木兎ー」
「なんだ！！」
「お前まさか嫉妬？」
「はっ？」
「赤葦に嫉妬してんだろ」
何を言ってるんだ木葉は。
そう思いながらも耳をそちらに傾ける。
「嫉妬ってなんだ！」
「こう……ムズムズするっていうか」
「した！」
その言葉にどんなに馬鹿な私でも分かってしまった。
赤葦がこちらを向いてこう言った。
「これが木兎さんの答えだと思いますよ？」
ちらりと視線を向けた先の木兎と目が合って
木兎は気付かずポカンとしているが私はバクバクと聞こえてくるくらい鳴り響く心臓の音を必死に抑えようとしていた。
「あのね、木兎」
「なんだ！？」
「あとで、話しあるから……さ、
今日も一緒に帰ろう」
「？
おう！わかった！！じゃあ着替えてくる！！」
バタバタと部室へ向かう木兎を目でつい追ってしまう。
思いが繋がるまであと……
＿＿＿＿＿＿＿＿
初リクでした！！
木兎さんのほのぼの系でリクエストいただいたんですけど、ほのぼのって言うより普通に恋みたいな感じになっちゃいました！イメージと違ったらスミマセン！！
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レイナ(プロフ) - サランさん» ありがとうございます！！気長に待ち続けます!! (2017年9月18日 22時) (
レス) id: a9b80007cf (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - せきながさん» リクエスト有難うございました！嫉妬系を書くと、病みに走ってしまうので、笑い要素を入れさせて貰いました笑有難うございます、これからもご満足頂けるよう、精一杯努力させて頂きます！ (2017年9月18日 22時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - レイナさん» リクエスト承りました！多少時間は掛かりますが、気長にお待ち頂ければ幸いです！ (2017年9月18日 21時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
せきなが(プロフ) - 瀬見のやつ最後笑いましたwwww更新頑張ってくださーい！！ (2017年9月18日 21時) (レス) id: 39fefa6cf2 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - リクエスト失礼いたします!岩泉さんの告白お願いします！ (2017年9月18日 5時) (レス) id: a9b80007cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http://uranai. 作成日時：2017年8月27日 21時
