【赤葦】好きです。2 ページ9
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赤葦「好きです。」
その言葉の意味を理解するのに、あまり時間は掛からなかった。
『....えっ、と....』
今、私の顔が赤いのは明確である。
そりゃ、照れるよ。赤葦かっこいいし。
赤葦「....困らせてすみません、口が滑りました。
でも俺、Aさんが好きです。」
嘘をついてないのは知ってる。
赤葦は冗談なんて滅多に言わないから。
でも、どう答えれば良いのか....、
赤葦「....返事はいつでも大丈夫です。
Aさんが言いたくなったらで、大丈夫です。」
そう言う赤葦の顔は、どこか赤い。
『....今、言う。』
赤葦「えっ?」
『今言っても、良い?』
赤葦「....はい。」
こんな事、許されるか分からない。
ゆっくり深呼吸をして、私は口を開く。
『私、赤葦のことは面倒見が良い優しくてカッコイイ後輩、としか思ってなかった....』
私の言葉一つひとつに、赤葦が首を縦に振る。
『でも、今私のこと好きって言ってくれてすごい嬉しい....』
『もっと赤葦のこと知りたいって思った。』
『完全に好きじゃないのに、こんなこと言うのはおかしいって分かってる....』
『でも、あの....』
何故か、涙が出た。
もちろん、赤葦も吃驚。
赤葦「....ゆっくりで大丈夫です、Aさんの言葉で聞きたいです。」
そう言って、私の頬から流れ出る涙を拭ってくれる。
『....これから知って....好きになっていきたいし....好きになりたいから....』
『....好きになっても、いいですか....?』
赤葦「....っ....」
『えっ!?ちょっ....』
無言で赤葦が私を抱きしめた。
赤葦『....ありがと。』
私の耳元で、赤葦がそう言った。
その言葉一つで、何故か私は顔が真っ赤に染まる。
私達の恋が、幕を開ける。
END
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うさぎ - シチュは、黒尾さんと夜久くんの話を混ぜたやつがいいですかね......。よろしくですっ!!<○>(DO☆GE☆ZA!) (2019年4月21日 15時) (レス) id: 9f09464d20 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 天童さんってかけないですよね.........。できたらお願いしたいです!できなければスガさんみたいです!!更新頑張ってください!! (2019年4月21日 15時) (レス) id: 9f09464d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:英壱生 | 作成日時:2019年1月1日 19時