【及川徹】俺にしなよ。 ページ4
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部活終わり、私はバスケ部の先輩を呼び出した。
「先輩、好きです。付き合ってください。」
人生初めての告白をした。
結果は....
先輩「....気持ちは嬉しいけど、ごめんな。」
見事に振られた。
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帰り、1人で帰ろうと学校を出た。
昇降口前には、彼がいた。
及川「....告白、どーだったわけ?」
先輩の中で一番仲のいい徹が待っていた。
そう、徹には告白することを言ってたし、もちろん相談にも乗ってもらってた。
「....ふ、振られたっ....」
振られた悲しさに思わず涙がこぼれ落ちる。
振られるなんて、どこかで分かってはいたけど....。
及川「そっか、、Aにしてはよくやったじゃん。」
そう言って、徹は優しく私の頭を撫でてくれる。普段やられないから、思わずうるっときてしまった。
「....なんでだろ....私の何がダメなんだろうね。見た目かな?性格?振り向かせたかったなっ....」
及川「....アイツのどこがいいの?」
私の言葉に、徹はそう言った。
顔を上げて徹を見たら、そこにはあまり見た事のない徹の顔があった。
「えっ....どこって........えっと、優しいし面白いし全員に平等だし....気遣いとかっ、色々っ....」
また、涙を流した。
止まらない....失恋して心にぽっかり穴が空いた。
すると突然、徹が私を抱きしめた。
「とっ、徹....!?ど、どうしたの??」
あまりの行動に私は目を丸くした。
慌てて徹から離れようとするも、力が強すぎてなかなか離すことができない。
及川「....俺にしなよ。」
「えっ....?」
及川「....っ、だからアイツじゃなくて及川さんにしなって言ってんの!」
まさかの言葉だった。
数秒で言っている言葉の意味が分かれば、すぐさま顔が赤くなるのを感じた。
「だ、だって私....先輩がっ....」
及川「知ってる!」
徹が、私の言葉を遮るように言い放った。
抱きしめる力が、少し強まったのを感じた。
及川「....Aが俺のこと眼中に無いことくらい知ってるし、あいつのこと好きなのも知ってる....。Aのいい所だって、悪い所だって知ってる....それを踏まえて、俺にしなよって言ったの!」
そして、私から離れた。
徹の顔は、街灯に照らされて赤くなっているのが分かる。
及川「....あいつのこと好きでもいいから、俺と付き合ってよ。」
END
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うさぎ - シチュは、黒尾さんと夜久くんの話を混ぜたやつがいいですかね......。よろしくですっ!!<○>(DO☆GE☆ZA!) (2019年4月21日 15時) (レス) id: 9f09464d20 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 天童さんってかけないですよね.........。できたらお願いしたいです!できなければスガさんみたいです!!更新頑張ってください!! (2019年4月21日 15時) (レス) id: 9f09464d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:英壱生 | 作成日時:2019年1月1日 19時