【灰羽】怒ってるんです。2 ページ11
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灰羽「嫌なんですよ俺はっ！！！！！！」
その声は、体育館に響き渡るくらいの声量だった。
私だけじゃない、他の人もみんなこっちを見てる。
『....お、怒ってる....？』
灰羽「怒るに決まってるじゃないですか」
リエーフが再び口を開く。
灰羽「Aさんは俺のなのに....。それに俺、一応彼氏ですよ？嫉妬だってするし....」
灰羽「いつか、誰かに取られちゃうんじゃないかって....不安でいっぱいです....。
それに、余裕ないんですよ。俺っ....」
リエーフが思っていることを全て私に明かした。
そんなこと思ってたなんて知らなかった。
『....ごめんね、そんな風に思ってたなんて....』
申し訳ない気持ちで1杯になった。
愛されてるんだって、好かれてるんだって....改めて実感した。
灰羽「わがまま言っちゃいますけど....ダメです、他の人に馴れ馴れしく....」
こく、と首を上下に動かせば、私はリエーフを抱きしめる。
『....ごめんね、もうしない。』
そう言えば、リエーフは子供のように泣き出した。
そして私は、泣いているリエーフの頭を優しく撫でる。
少し泣き止んだかと思えば、リエーフが口を開いてこう言った。
灰羽「....仲直りのチュー、してください！」
『えっ？いや駄目だよ、ここではっ！みんな居るんだし....』
私の声に、周りも「そうだぞ」だなんて笑いながら言う。
灰羽「....そんなの知りませんっ！！」
そう言って強引に唇を押し付けた。
受け止められなくて、私は倒れ込み、リエーフも同じように倒れ込んだ。
黒尾「何してんだお前らっ！」
黒尾が焦ったように此方へ来た。
後ろにはやっくんも。
夜久「リエーフ、お前レギュラーだろ！怪我したらどうすんだ！それにAも！」
灰羽「す、すみませんっ！！」
『ごめんなさいっ！』
そう言って謝れば、2人して笑う。
それに釣られたのか、黒尾もやっくんも呆れたように笑った。
黒尾「じゃ、練習再開するか！」
「「「「オーッス！！！！」」」」
黒尾の言葉にみんなが声を揃える。
私は、練習に戻るリエーフの服を優しく掴んだ。
灰羽「どうしました？」
『....好きだよ、リエーフ。』
灰羽「俺は大好きですっ！！」
END
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うさぎ - シチュは、黒尾さんと夜久くんの話を混ぜたやつがいいですかね......。よろしくですっ！！<○>(DO☆GE☆ZA！) (2019年4月21日 15時) (
レス) id: 9f09464d20 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 天童さんってかけないですよね.........。できたらお願いしたいです！できなければスガさんみたいです！！更新頑張ってください！！ (2019年4月21日 15時) (レス) id: 9f09464d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：英壱生 | 作成日時：2019年1月1日 19時
