今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:504 hit
小｜中｜大
S_2 ページ4
｢あの痣、なんだったんだろう｣
あの後、少ししてからAを起こして
いつも通りの帰路を辿り
当然、本人に聞けるわけもなく、今に至る。
放課後の教室で見た紅い痣
あれは誰がどう見たって…
｢きすまーく？｣
いやいや、Aに限ってそんなことはない。
というかそう信じたい。
Aとは高校2年生の5月に付き合い始め、
もうすぐ交際して1年が経とうとしている。
高校に入ってから特定の子と交際せずに
身体だけの関係を複数持っていた俺は
Aと出逢い、関わっていく中で心を改め、
Aとは真剣に付き合ってきたつもりだ。
ただ1人の人を想い、想われることが
こんなにも幸せなことであると
気付かせてくれたのは、
他の誰でもない彼女だ。
彼女との出会いは遡ること1年半前
俺が保健室で授業をサボっていた時だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽよまる水産 | 作成日時：2019年5月21日 1時
