音駒高校マネージャー！

第８セット ページ11

Aside．
５月３日。合宿のため宮城に来た。

慣れない土地のせいか、気のせいかみんなソワソワしている。

特に山本。


黒「おーい、まとまって歩けよー。」



仙台駅を出て、バスで烏野まで来たところで違和感を感じた。




『ねえ黒尾君。研磨君見当たらないんだけど・・・』


２年生の孤爪研磨がいなくなった。


黒「はあ？・・・・まじでいねえ。

おい山本、研磨どうした？」


山「え、まだバスじゃないんスか？」


『バスの中も見たけどいなかったの。』


山「サーセン！おい、お前、見かけたか？」


と、近くにいた芝山君に聞いた。


しかし、芝山君も見てないみたい・・・。


どこいったんだろ・・・。



すると、黒尾君はジャージのポケットの中から携帯を取り出し、研磨君に電話をかけた。


黒「研磨、今どこにいる？・・・・はァ？
わかんないじゃないだろ。その辺に住所とか書いてないのか、ああ、ああ。あー、もういい、わかった。そこから動くなよ、ああ」


電話を終えた黒尾君の顔はどこか疲れているように見えた。

研磨君、宮城に来てもマイペースだなぁ。

黒「研磨捜してくるから、みんな中入って休んでろ。」


『一人で大丈夫？』


黒「いいさ。土地勘のない人間がゾロゾロ出てったってしかたないだろ」


確かにそれもそうだね。みんなで捜しに行ってまた迷子が増えても困る。


黒「海、夜久、A、こいつらよろしくな。」


海、夜、暖「「『ああ／うん。』」」」


そう言うと、黒尾君は研磨君を捜しに行った。



研磨君、大丈夫かな？

第９セット→←TTO〈テクニカルタイムアウト〉

ラッキー音駒部員

黒尾鉄朗

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す