今度こそ【黒尾鉄朗】 (ページ28)

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話さないと分からないページ28

教室へ入ると，美紗姫ちゃんと真梨音が先に話していた。

美紗姫『あ，Aちゃんおはよー』

真梨音『おはよ』

A「おはよ､､､」

美紗姫『今日ね，萌奈実ちゃんお休みだって〜。』

A「え〜､､､残念🥺」

日常が幕を開ける。

真梨音『A，顔暗いけど､､､？』

A「え？そう？気のせいじゃないかな(＾ω＾)」

無理やり笑って誤魔化す。

2人にはお母さんが亡くなっていること言いたくないし。

信用してないって訳じゃないけど。

ただ，また何か言われるんじゃないか，って。

美紗姫『何か悩みとかあったら聞くよ？何なら愚痴とかも､､､。』

真梨音『うんｺｸｯ』

A「2人とも､､､。」

どうしてこんなにも優しくしてくれるのだろうか。

この2人は。

そう言われると，何でも話したくなる。

A「実はね､､､。」

昨日黒尾先輩との間に起こった出来事，そして何故それが起こったか。

それに，原因も。

全て，包み隠さずに話した。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

美紗姫『そーれは大変だね､､､(´・ω・｀)』

真梨音『A，時には話さないと分からないこともあるんだよ。』

A「真梨音､､､。ごめんね，言えなくて。」

美紗姫『真梨音の言う通りでさ，話さないと分からないこともあるし､､､。その黒尾先輩？って人にも謝って，このこと話した方がいいと思うよ。』

A「うん分かった。そうしてみるね。聞いてくれt､､､」

言いかけた時，予鈴が鳴る。

私たち3人は急いで席に着く。

“話さないと分からないこともある”か､､､。

真梨音に言われたことを思い出す。

黒尾先輩にも話してみようかな，求母症候群(この)こと。