今度こそ【黒尾鉄朗】 (ページ24)

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彼女には見える　黒尾side ページ24

そろそろ部活終わるか､､､。

黒尾『おーい，もうそろそろ終わるぞ〜。片付け始めろ〜。』

みんな「「うっす！！！！」」

皆，いそいそと片付けを始め出す。

ただ1人を除いて。

黒尾『お嬢さん，大丈夫デスカ､､､？』

Aは呆然と佇んでいた。

遠くの一点を，じっと見つめている。

まるでそこに，誰かがいるかのように。

A「おかあ，さん､､､。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)」

え(΄◉◞౪◟◉｀)お母さん？誰もいないんですけど､､､。

黒尾『なあA，本当に大丈夫か？』

Aを呼ぶも，こっちに気がつく気配が全くない。

A「ねぇお母さん､､､。どうしてっ､､､。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)」

さっきからずっと「お母さん」とばかり叫ぶ。

やっぱり､､､。

おそらく，Aの母親は亡くなってしまったのだろう。

しかも，結構最近に。遅くとも2年前くらいだろう。

分かるよ。

俺もそうだったから。

黒尾『お嬢さーん，聞こえてます〜？ここにお母さんの代わりがいますよ〜(＾ω＾)』

Aを救いたい。

そう思った時には，もう行動に出ていた。

A「お母さん､､､？」

黒尾『そそ。“継母”って奴。(男だがなby作者)』

自分でも訳がわからないことを口走っていた。

やべ，俺変な奴じゃんw

気がついたら手遅れだった。

Aが，俺の胸に頭を預けていた。

黒尾『疲れた時は，いつでもお母さんに甘えなさいよ(＾ω＾)』

A「///､､､。」

どうやら俺は，Aに既視感を覚えたみたいだ。