【ＨＱ】大好きな音…【及川徹】 (ページ3)

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音がみっつページ3

「……はっ」

危ない危ない寝てしまう所だった。

…あ、また字がぐにゃぐにゃになってる。

今は１時間目。公民の授業。

今日は説明が多く元々眠い上に眠気を誘う説明をされたら…

「……あ」

うとうとするのも当然だと思う。

…あと、１０分。

早く終わってほしい…

「…AAさん、次の文章を読んでください」

「あ、はい！」

びっくりした…眠気覚めた。

＿＿＿＿

＿＿

「おーい、A、大丈夫か？」

「岩泉君…ちょっと、いや…かなり眠いです」

「まったく…昨日何してたんだよ」

「作り物を…もう少しで完成しそうで気付いた時には日をまたいでしまって」

「無茶するのはお前の悪い癖だな…どうする？サボるか？」

「サボりは嫌です！大丈夫ですよ！放課後まで何とか乗り切ります！」

………とは、言ったものの。

眠いという現実は変わらないし…

あ、無理だ。

先生ごめんなさい…寝る。

＿＿＿＿＿＿

＿＿＿バシッ

「痛っ！……あれ？…あ、及川君！？」

「おはよう、Aちゃん！いやぁ、ぐっすりだったねぇ」

「え、今何時間目ですか！？…というか、此処保健室？」

「そうだよ、俺が運んだ！そして今は放課後、お疲れのところ悪いけど体育館行こっか」

「及川君が…！？あの、なんで保健室に？」

「先生がね、疲れてんだろーなって言って誰か運べーって言うから俺が運んだ」

怒られる覚悟で寝たのに…しかも授業が終わったら起きるつもりだったのに。

…一応、謝っておこう。

確か…数学の授業だったはず。