黒尾くんの片割れちゃんは烏野高校 ２

幼少期 ページ5

私たちはそのままミーティングをして家に帰る

......なんか、今日めっちゃかっこよかった

紅「......バレー....したいなぁ」

「じゃあ、バレーするかい？」

バッと顔をあげるとマンションの前で目の前にはよく知った顔があった

紅「雲雀田さん.....お久しぶりです」

雲「久しぶり。.....バレーしない？」

紅「代表ですか？しませんよ」

雲「そうか...紅のこと勧誘しにきたんだけどなぁ失敗だね」

紅「バレーは、やめたんです。もう」

雲「君はいつまで過去を見てるんだい？

君は.....何がしたい？」



紅「今日はお帰りください。ではまた」

そのまま建物の中に入っていく

紅「過去......か」

そりゃ過去だけどさ。





私の、過去の話聞く？

別に面白い話でもなんともないけど

いいよ、聞かせてあげよう___

8歳の頃、親が離婚した。

私は母の方に、鉄は父の方に引き取られることになった

そもそも離婚の原因が私と言っても過言では無いと思う

私も鉄もバレーが大好きだった

その頃は私の方が少しずつ成長していくスピードが早く、バレーの上達も早かった

そんな私にジュニアチームからのお誘いがあった

場所は兵庫

お母さんは全面的に賛成していたが、お父さんは反対だったよう。

それからよく2人は口喧嘩をしていた

母「あの子は将来有望なのよ！このチャンスを逃してどうするのっ？」

父「僕はまだ早いと思う。家族でバラバラにならなきゃいけないし、そんなの鉄と紅が可哀想だよ」

みたいな感じだったかな

そこから程なくして離婚

そのまま私はジュニアチームに通うため、兵庫に引っ越した

鉄がいなくて不安だったけど仕方がない

それにお父さんからいつでも遊びにおいでと新しい家の住所も聞いたしいつでも会える

そう思いながら近所の家に挨拶しに行った

少し田舎っぽいとこだなぁ

でも緑が多くて空気が美味しい気がする...?

お母さんに連れられて周りのお家に挨拶しに行った時に、もう1人のの幼馴染と呼べる存在ができた

お隣のおばちゃんの家にご挨拶に行った時

おばあちゃんと一緒に出てきたのは銀髪の男の子

「俺北信介、8歳。君は？」

紅「えっと...黒尾...あ、いや山下紅です」

山下は母親の旧姓。離婚したからもどってる

母「.....黒尾でいいよ？」

母親は優しくそう言ってくれた

黒尾が好き。

だって鉄と兄弟って感じがしていいでしょ？

まあ、兄弟だけどw

☆★☆☆→←ちくしょう、かっけぇな

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