椚ヶ丘中出身の男装女子は烏野高校

試合の朝 ページ29

___翌 6月2日

んんー

はっ！

今日大会だ

こんなスッキリ目覚めたの久しぶりだなぁ

紫「ふぁぁ...準備するかぁ」

今日は気分がいいので早めに準備をして家を出る

最近走ってないな

色々あって大変だし

そう思い学校まで走って行くと前に自転車の日向が見えた

自転車を止めた日向はどこかワクワク顔で校門まで走って行く

...なんか後ろから禍々しいオーラが...

後ろにチラと視線を送ると本気ダッシュの影山が

日「‼?うわっ、ぅわああ ギャッ」

そのまま2人で走って校門に入る

何やってんのこいつら

影「ゼーこれでっ、ハー俺のっゴホッ31勝30敗1分けだっ」

日「うぐぬ〜...違う」

影「違わねぇ‼俺の逆転だっ‼」

日「おれの30勝32敗だ。去年の今頃...お前に負けた。ぼろ負けした」

俺は2人の会話を聞きながら校門を通り過ぎた

まぁ校門で待ってればいいわけだしその続きの会話も聞いたけど

"お前がコートに君臨する王様ならおれが1番長くコートに立ってやる"

よくこんなセリフ言おうと思ったね君

恥ずかしいよ絶対

世界...ね。影山は行くよな絶対

菅「お〜世界か〜デカイな〜」

あ、3年生3人きた

澤「その為にはまずこの日本の東北6県の更にその中の1県予選の1回戦。ちゃんと勝たないとな〜？」

影日「はざまーす！」

紫「おはようございます」

澤「期待してるからな変人コンビ‼」

日影「オス‼!」

紫「変人って呼ばれてんのに気づかないの？」

日「！どこが変人？！」

影「コイツはともかく俺は違う」

紫「2人とも変人だろ」

飴食べたい

最近咥えてないんだ

部活中は自粛してるし

まぁ授業中は食べてるな



体育館に着き、中に入ろうとした時他の高校の人がトーナメント表の前で話している声が聞こえた

「Aブロックは__...トリ...鳥野⁇」
「...カラスノじゃね？」
「烏野？知ってる⁇」
「前まで強かったトコじゃん？前までね。今はなんかね〜ダサい異名ついてんだよ」
「えっどんな？」
「確か___」

紫「「堕ちた強豪飛べない烏」...だっけ」

肩に手を置いてみる

紫「無名の君らに比べたらよっぽどいいよ。今年は違うから」

澤「コラ行くぞ！...すみません」

「あっイエ」

澤村さんは田中さんを抑えながら怖い笑顔を向けてきた

澤「すぐカラまない！」

ごめんなさーい

「あっ！あれは...烏野の..."アズマネ"...‼」

また噂？

「え、何、誰？」

www

噂に拍車がかかってる

あ、潔子さんがめっちゃ見られてる

絶許！→←トクトク

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