【ハイキュー!!】どろっぷ。

赤葦京治×もう一度　2 ページ24

*



周りの子たちがクスクス笑ってこっちを見ている。
見てないで助けてよ。
誰、「夫婦喧嘩は家でやれー」とか「リア充ジャスタウェーイ」とかほざいて消しゴム投げてんの。
これがそんな穏やかなヤツに見える？


赤葦「大体、告白なんてのは本命からじゃないと嬉しくないだろ」

「えー、男のクセに待ってるだけ？女々しいなって痛いっ！マジで禿げるから！」


ぐぐっと力を強くされる。
後ろからなので表情が読み取れないのが余計嫌だ。


赤葦「しても本気にされなかったから困ってるんだよ、この鈍感」

「二回目!?二回も言ったよこのイケメン！女子に！」

『お前が悪ーい』

『くそ鈍感ー』

『ナチュラル馬鹿ー』


なんでこのクラス、こういう時だけ息ピッタリなんだろう。
そうか、これがイジメとかいう奴ですか。
せんせー、そういう事はいくないと思いまーす。


軽くショックを受けていると、ようやく赤葦くんが手を離した。
振り向いてみると、あきれ返った顔でクラスを見渡している。


赤葦「ったく......ヒマなの？皆」

『うるせーよイケメン』

『このイケメンが』

『イケメティックダウンが』

「最後おかしい」

―――――――
―――


放課後。
校門の辺りで、偶然赤葦くんと鉢合わせた。
何で？と聞くと、どうやら部活が休みだったらしい。
駅まで一緒にいくことになった。


「ふー.....赤葦くんのせいで偉い目にあった」

赤葦「どう考えてもAのせいだと思う」

「なんでー？一応言うけどめっちゃ痛かったんだよ、頭」

赤葦「はいはい」


そう言って、頭にポスッと手を置く。
また掴まれるのかと身構えたら、何故か撫でられて拍子抜けした。


「...犬じゃないんだからさあ」

赤葦「そう？一回飼い慣らしたいとか思うけど」

「それはちょっと歪んでるわ」

赤葦「じゃじゃ馬ならしって劇知ってる？」

「いや。......何か失礼なこと言われたのは分かる」


手を振り払うと、赤葦は珍しく「ははっ」と声を出して笑った。
私も何だかまた可笑しくなって、クスッと笑った。


*****


『ずっと前から好きだったよ』って言ったら、こうして笑われるんだろうな。


*****


『付き合ってください』ってもう一度言ったら、またこうして笑われるな。



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....意味不である。再挑戦したいです。

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