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番外編.彼女自慢大会。2 ページ41

及川の提案は、今この場で彼女に電話をかけちゃおう!というもの。


先程の順番で、音量をスピーカーにして話す。


菅原が彼女に電話をかけると、すぐに出た。



《スガさん?どうしたんですか?まだ青城のところにいます?》

「うん、まだいるよ。あのさちょっとお願いあんだけど」

《ふふ、なんですか?》

「……俺のこと、呼んで」

《えっ……またですか……!結構恥ずかしいんですよ……?………………孝支、早く戻ってきてね》

「……!うん…!戻る…!戻るよ…!ありがとう!ばいばい!」


菅原は半分涙目になりながら、顔を真っ赤にして悶えていた。


切った後、これは萌える、と三人共口を揃える。



孤爪は、静かに電話をかけた。



《研磨君?どうしたの?》

「なんとなく……。あのさ、ちょっと、いいかな」

《なあに?》

「……戻ったらさ、キスしてもいい?」

《は!?……や、あの……いい、けど……!じゃあ早く帰って来なさい!》


プチッと切れた電話。

息を潜めるのが大変な三人。

孤爪のキスという単語に皆驚いたようだ。


次は、岩泉だ。



《…一先輩?今、合宿中じゃありませんでした?》

「ああ、ちょっと、声聞きたくなったっつーか……」

《え……えへへ、嬉しいなあ、私もです。好きですよ、一先輩》

「ばっ…!おま…!…っああ、俺もだ」


電話を切った岩泉の顔は、真っ赤だ。


岩泉の男前っぷりに、三人も顔を染めた。


続いて、及川は。



《もしもし。なに?徹》

「あのさ!俺のこと、どれぐらい好き!?」

《……中の上ぐらい》

「……え?それってどんぐらい?」

《……嘘。好きじゃなかったら一緒にいない。あと合宿しなさい》


ブチッと切れた電話。


シーンと静かな部屋に、及川の雄叫びが響いた。



「何今のツンデレ!?」

「それ言うなら俺の名前呼び!」

「キス、していいって」

「いきなりの告白はビビる」



四人は声を漏らしながら頭を抱えた。



思っていることは、皆一緒。





『俺の彼女、可愛すぎ』







彼女自慢大会は、まだまだ続く。




四人共、大事な、可愛い可愛い彼女のことが大好きなのです。









彼女ナシの皆様。

「…………あいつら、もう知らない」

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あお - この作品ほんと大好きです! (2022年9月22日 22時) (レス) @page41 id: 452b671271 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 泣きましたありがとうございます好きです() (2021年5月4日 16時) (レス) id: e7d206068b (このIDを非表示/違反報告)
イエーーーイ - めちゃ好きぃぃぃぃい大好きぃぃぃぃいあ゛あ゛っっっ (2021年3月31日 11時) (レス) id: 8c04e9d971 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はああぁぁぁぁぁぁぁぁ尊い尊い尊い尊い死ぬ (2020年10月25日 18時) (レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
はー - 心臓爆発するぐらいキュンキュンした! (2019年9月20日 19時) (レス) id: 413b05e864 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼空 | 作成日時:2014年9月27日 12時

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