第27話 ページ28
昨日に比べて雲が出てきた。
5月の心地よい風が頬を揺らす。
今日は、午前中は体力トレーニングなどの練習で午後は練習試合だ。
トレーニング内容は、走り込みなどの基礎的なものであった。
漫画やドラマなどのフィクションの世界であるならば、マネージャーも自転車で追いかけてやるのだろうが、私の所はそういうことはない。まして、ここは宮城であって地元である東京ではない。
だからといって外でじっとしているわけではない。
だから、私は帰ってきた選手たちに渡すドリンクやタオルなどの支度やその他の仕事が沢山あった。
「ふぅ…」
一通りの仕事をやり終えてなんだか疲れてしまった。
疲れたとはいえ、休むわけにはいかない。
体育館の中にある時計をみると対して時間は経っていない。
時計から視線をずらし、体育館を見渡すと誰かが脱ぎ散らかしたジャージが隅で散らかっていた。
どうせ、山本がやったのかと呆れながらも丁寧に畳んでやる。
ジャージに罪はないと思いつつ、汗と柔軟剤が混じったなんとも言えぬこの香りにも慣れてしまったなあと思う。
ジャージをその場に置いといて、そろそろ外を出るかと外に出た。
「あったかいなぁ」
5月晴れの心地よい日射しが降り注ぎ、風が私の髪を揺らす。
そして、ゴール地点の場にクーラーボックスを置きその隣にタオルが入った篭を置いた。
「…んー、気持ちいい〜」
ぐーんと腕を伸ばして、風が運ぶ青々しい草木の香りが鼻孔を擽る。
固くなってしまった体をゆっくりと動かす。
そして、目を閉じてゆっくり深呼吸をしてから目を開けると遠くにぼんやりとではあるが、誰かがこちらに向かって走ってきている。
あの様子だと誰だろうかと疑問になりつつも、戻ってきたら笑顔で「お疲れ様」といってやるんだと小さな小さな野望が私の中で生まれた。
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お久しぶりでございます。
作者のゆきひなです。
漸く受験も終わり、志望校に合格をしたので戻って参りました。
大変遅くなってしまい本当にすみません。
それと漆黒の美少女の方は乱雑に纏めてあるので鍵を解除するのは4月末までかかりそうです。
大変お待たせてしまっていることこの場をお借りして謝ります。
大変申し訳ありませんでした。
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春(プロフ) - もう書かないのならせめて「もう書きません」と報告するのが常識ではないのでしょうか?もう何年も待ちましたが中々更新されないようでしたので一応言わせてもらいました。返事は要りませんので何かしらの変化・反応をまっています。凄く残念です。 (2018年12月24日 13時) (レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - 此処にコメント失礼します。櫻井秋奈さんから跡継ぎした「漆黒の美少女」はもう更新しないのでしょうか?とても好きな作品だったので非常に残念に思います。去年の1月程から小説活動をされていないようですが、 (2018年12月24日 13時) (レス) id: 7038e95e66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきひな(プロフ) - 水彩色鉛筆さん» 返信遅くなりました!音駒関連からよく見つけましたね(笑)また面白いと言われるように頑張りますね! (2016年5月4日 13時) (レス) id: 085db92fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきひな(プロフ) - 天咲ちひろさん» 返信遅くなりました!イナイレとハイキュー好きなんですか!!また面白いと言ってもらえるように頑張りますね! (2016年5月4日 8時) (レス) id: 085db92fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきひな(プロフ) - 夕月さん» 大変申し訳ありませんが、漆黒の美少女の方のパスワードは公開できません。 誠に申し訳ありません。 (2016年3月29日 0時) (レス) id: 57aaeb2f76 (このIDを非表示/違反報告)
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