私の好物はバレー部の指です。

私の好物　２０ ページ21

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「今日の練習は終わりでーす」







私の掛け声で美しい指がどんどんと集まってくる←

赤葦さんの指を触りながら私も片付け始めた。(学ばない)







「宮瀬ちゃん、ご飯とか作らなくていいのか？」

「あー、ご飯はここのおばちゃんが作ってくれるらしいです」

「そーなんだな！あ！あかーしトスあげてくれ！！」

「嫌です！！私の指は渡しません！！」

「なんで宮瀬ちゃんが答えるの！？」







木兎さんとぎゃいぎゃい言い合う私達の間で呆れる赤葦さん。
と、そこに青城でマネをしてた谷っちゃんが近づいて来た。


こてんと首を傾げて「旅館戻ろ？」という。


天使の頼みだから渋々赤葦さんから離れて旅館の方に戻った。







「ここ温泉あるらしいね〜！楽しみ〜！」

「ほんとだね。しかも浴衣貸出だってさ」

「え！？どど、どうしようAちゃんみたいな可愛い子の浴衣姿見て一緒に寝たりとかしたら…あ、暗殺される！！」

「大丈夫、私可愛くないから暗殺されない」







私なんかで暗殺されてたら世の中暗殺の時代だよ。
だめだよそんな物騒な時代にしちゃ。


部屋につき、タオルと下着、浴衣を持ってから外に出るとばったりとマネージャー3年生組に会った。







「あれ、潔子さん達もお風呂ですか？」

「うん。一緒に行きましょ？」

「シャチ！！」







こんな女神、天使達とお風呂とか…これこそ暗殺される。







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